日中友好協会、「李白 詩と生涯」、大麻山

2月20日(月)は午後から徳大の中国語講座があった。3時に終わるとすぐさまきのこハウスの理事会に遅れて参加した。忙しい一日であった。
 22日(水)は日中友好協会の中国語が文学書道館であり参加した。この日は皆が書いた短文の添削で、いろいろ工夫して文を書いているが、中国人から見るとおかしなところがたくさんあり、自然な文章に直してくれた。
  23・24・25日はいろいろと雑用をした。26日は徳島市内で徳島県日中友好協会の交流会があり、初めて参加した。この会もコロナの影響で数年間会が開けていない。徳島は会員も少なく活動もあまり活発ではないようだ。会では葭森会長(よしもり 徳大名誉教授)のあいさつ、大阪・高知の会からのあいさつがあった。留学生を含め30人ほどの参加者であった。中華料理店龍殿のおいしい幕内弁当を食べ、各自自己紹介をした。私は、高校の漢文の授業から、中国文学に興味を持ったことなどを話した。徳島県にはどれほどの留学生がいるかを聞きそびれた。陽光学院のリ先生、友好協会の楊先生も来ていた。この時期、参加者の話を聞いていて、中国の非難ばかりしないできちんと友好につて考えないといけないと思った。中国のことわざに「遠交近攻」(遠い国と手を結び、背後からけん制させながら近い国を攻める策)があるが、これは全く下策であると思う。
 28日(月)は、連れ合いと大麻山に登った。先月は孫たちと大麻山の真名井の水迄行ったが、頂上までは何年かぶりであった。月曜日にもかかわらず、女性数人のグループがいくつも登ってきた。山頂の気温は零度であった。ここ数年山に全く登らず足を鍛えていなかったので、下山の時は足が筋肉痛で大変だった。御所の郷で温泉・昼食を楽しんだのだが、昨日は整形外科を受診してシップをもらってきた。今日はもう回復した。
 「李白 詩と生涯」(秦泥 徳間文庫 1991.7)を読んだ。李白杜甫と並び中国でももっとも有名な唐代の詩人である。杜甫李白より10数歳年下であるが、交流もあり一緒に旅もしている。著者は歴代の評論家の李白の性格として、「傲世独立」「跌宕不羈」「憤世嫉俗」「佯狂玩世」としている。見ただけではわからないが、興味のある人は調べてください。
 中国では詩を小学生から学ぶ。我が家にある小学生向けの本「小学生必背古詩文」(全100)には李白の9の詩が登場しているし、「小学生必背古詩詞80首」にも9の詩が登場している。
 日本の出版社「日中通信社」では「聴く李白三十首」がありCD付きなので、中国語で李白の詩が楽しめる。
 昨晩孫が、3月12日に香川である囲碁大会に参加するといって、私の胸を借りに来た。私も近頃はあまり囲碁をしないので力は落ちてきている。

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富士茂子遺歌集(埋み火 1984.4 柏原千恵子編)茂子
埋み火
〇船内はすでに故郷の一部にてうわさ話か訛色濃き
〇あきらめた如くに見えて埋み火のときに火を吐くやむにやまれぬ
〇何時果つると目安のたたぬ裁判へあと半年と区切りつけいる
〇なじられて初めて云えた大切な言葉を今も胸にまもりて
〇容易には開られぬ厚き再審の扉をひとよたたかせてくれよ
〇乗降の客に支援を呼びかけて駅頭に立つ風に晒され
〇この潮をのがせば吾の真実はもどりはしまい吹雪く街角
〇この生命果てる日までも我が無実天にとどけと叫(おら)んでやまん
 これで富士茂子の歌集は終わりとなった。次は何を選ぶか決まっていない。