青木恵子さん、「70年代の中国庶民の日常生活」

18日(水)は水戸のYuikaの18歳の誕生日。連れ合いがささやかなプレゼントを送っている。大学受験もありしばらくは大変なようだ。
 午前は日中友好協会の中国語が、文学書道館でであったので参加した。テキストの第4課の語句の短文作成が宿題に出された。講師の楊さんは中国のコロナ感染拡大で、なかなか中国に帰れない。
 19日(木)は東住吉事件で冤罪で無罪を勝ち取った青木恵子さんが、徳島にやってきたので連れ合いと会いに行った。彼女の来徳の理由は、京都市下京区事件の冤罪被害者・平野義幸さんの支援で、徳島刑務所で受刑を余儀なくされている平野さんを励ますためであった。毎月、徳島に来て励ましている。冤罪で長らく獄中生活を余儀なくされていた彼女だからこそできる激励である。とにかく彼女、元気ですね。徳島ばかりでなく各地の冤罪被害者を励ますために力を尽くしている。刑務所訪問後、守大助の会のK事務局長・Ⅿ事務局次長らと昼食をとった。話好きの彼女の体験を聞いていると、私たちの運動の参考になる。連れ合いは彼女と来月の訪問予定を話し合った。
  一昨日読み終わったのは、「日常中国 70年代老百姓的日常生活」(江蘇美術出版社 1999年6月)。「老百姓」は庶民という意味。写真と簡単な説明で、70年代の中国を紹介している。70年代の一番の特徴は毛沢東主導による「文化大革命」(1966年~1976年)であった。文化とは全く無縁の毛沢東による権力奪取の政治闘争で、多くの国民が被害にあった。ウィキペディアによると死者数40万人、被害者数3,000万人といわれているが、詳細は分からない。日本でも毛沢東主義の団体が登場して、各種運動に多大な悪影響を及ぼした。
 平凡で平和な日常生活の写真もたくさんあるが、ここで紹介するのは毛沢東思想を学ぶ集会である。参加しないとペナルティが与えられた。辞書にはない中国語がたくさんあり、そこは適当に理解した。

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富士茂子遺歌集(埋み火 1984.4 柏原千恵子編)
母の現在
〇手も足も男所帯のふみ場なきあれるがままの家に這入りぬ
〇積みて来しこの十年の空白が他人行儀にする何も彼も
〇被告見る眼で高びしゃに反省を次女が責めよる母の現在
〇出所せぬ方が或いは幸せではないかなど子に今は問い得ず
〇あげたくてたまらないのに何一つもらいたがらぬ子と歩みおり