中国漢詩紀行①:李白・杜甫・蘇東坡、漢詩のふるさとを訪ねて、「おいしい旅 錦市場の木の葉丼とは何か」(太田和彦・集英社文庫)

 4月13日(土)~18日(木)まで「中国漢詩紀行李白杜甫・蘇東坡」(漢詩のふるさとを訪ねて)に参加した。行き先は、中国の成都杜甫草堂・浣花渓・武侯祠、四川博物館、江油:(李白故里、李白記念館)、三星堆遺跡・三星堆博物館、眉山(三蘇祠)、峨眉山:万年寺、望江楼公園(薛濤・せっとう)であった。

 今回の主催は、昨年4月に中国語を一緒に習っている女性2人と私が参加した(小笠原好彦先生と行く「中国・張家界の絶景と歴史文化の旅」)の国際交流サービス。効率と利益最優先で、超有名な観光地をめぐる旅行でなく、じっくりと楽しんで学べる旅行である。ただし、肉体的にはきつかった。場所は四川省

 徳島・松茂の午後1時半の関西空港行き高速バスに乗り、6時半の集合時間に間に合わせた。目的地は成都市で、中国でも大変大きな都市で人口は1,600万人いる。古来より「天府の国」と呼ばれ、気候が温暖で食料が豊富、自然災害も少なく、住みやすい土地 として知られてきた。今では交通網も発達し、成都国際空港は国内便200航路、国際便100航路が就航し、地下鉄も整備されてきている。

 飛行機の出発は午後8時半、1時間の時差があるがホテル(銀河王朝大酒店)に着いたのは午前2時半であった。とにかく、「眠い」。

 高速バスの車中で読んだのが「おいしい旅 錦市場の木の葉丼とは何か」(太田和彦集英社文庫)。とにかく楽しい本である。

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 今回の旅行、タイトルの通り漢詩紀行であれるから漢詩大好き人間ばかりが集まっている。21名の参加者中「詩吟」を趣味にしている方が13名もいる。

 添乗員の国際旅行サービスの社長も、詩吟大好き人間で10年ほどの吟詠歴がある。独自に参加者むけのパンフが作られていたが、李白杜甫・蘇東坡の経歴と詩が解説付きで紹介されていた。李白は「峨眉山月歌」「将進酒」「早発白帝城」「山中与幽人対酌」、杜甫は「登高」「春望」「蜀相」「春夜喜雨」「客至」「五言絶句」2首「七言絶句」1首、蘇東坡「春夜」「飲湖上初晴後雨」と日本でも有名な詩ばかりであった。

 我が家にたどり着いたのは19日(金)午前0時過ぎで、寝たのが2時。疲労困憊だが楽しい旅行であった。

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良寛詩集(東洋文庫556 平凡社

144 去年の秋虫の音聞きに来し野べに若菜つみつつ帰る今日かも

145 春の野の若菜つむとて塩法(しほのり)の坂のこなたにこの日暮らしつ

146 さす竹の君がみためとひさかたの雨間(あまま)に出でてつみし芹ぞこれ

147 春の野に行きてし来れば草枕誰か貸さなむわれむつまじみ