「中国漢詩紀行②:李白・杜甫・蘇東坡」(漢詩のふるさとを訪ねて)

 中国漢詩紀行の2日目(4/14)は、成都にある杜甫草堂、浣花渓、武侯祠、四川博物館訪問であった。9時半に専用バスで出発して行ってきた。杜甫草堂で杜甫(712年~770年)は759年から約4年間を過ごし、多くの詩を作った。草堂は浣花渓(錦江の上流)のほとりにある茅葺の住居で、もちろん当時のものではなく、成都府の近郊に造られたものを資料を基に再建したものである。この日は日曜日で、多くの観光客と地元の人が訪れていた。成都は竹が多く、この草堂の敷地にもたくさん生えていた。草堂内で愛好者は詩吟を朗詠。草堂内を案内してくれた王さんも、中国語で読んでくれた。

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 その後、武侯祠(諸葛孔明を祀る)を見て、四川博物館を見学。途中で交通事故現場に遭遇。軽い接触事故(タクシーに電動三輪車接触)であったが、双方の運転手が下りてきてなにやら話し合い。なかなか三輪車の運転手が謝らないようすで、しまいにはたばこを吹かせながら談判。交通量の多い道路で、他の車両の迷惑もお構いなしであった。ようやく四川博物館に着いたが、ここでびっくりしたのは、「Hello、ONEPIEASE展」をしていたことだった。尾田栄一郎の作品は世界で人気があることを実感した。中国の6大都市で巡回展覧をすることになっている。なんと入場料金は120元(1元:18円で換算すると2,160円)もする。それでも入場者は多い。

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この日の徒歩数は12,100歩。昨日は6,200歩であった。夕食の後、詩吟愛好者の方の部屋で2次会。皆さん、仲の良い知り合い同士で、詩吟のことに話が咲き、私にも詩吟を始めることを勧めた。

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良寛詩集(東洋文庫556 平凡社

148 風さそふ柳のもとにまとゐして遊ぶ春日は心のどけし

149 春風の柳のもとにまとゐして遊ぶ今日しも心のどけき

150 この園の柳のもとにまろゐして遊ぶこの日は楽しきをへめ

151 山すげのねもころごろに今日の日を引きとどめなむ青柳のいと

152 さやぎあるはかた柳の緑さへ色うれはしく見えわたるかも