きょうされん署名活動、「ぼくらの戦争なんだぜ」(高橋源一郎)、太宰治「惜別」

 11月27日(月)は四国大学漢詩紀行杜甫の詩を読む」の最後の講座があったので参加した。今回は遊覧・眺望の詩がテーマであった。「曲江二首」其二、「進艇」、「野望」、「登楼」、「白帝城最高楼」、「登岳陽楼」で、一番最後の詩は特に有名である。
 昔聞く 洞庭の水
 今上る 岳陽楼
 呉楚 東南に坼け
 乾坤 日夜 浮かぶ
  親朋 一字 無く
 老病 孤舟 有り
 戎馬 関山の北
 軒に憑りて 涕泗 流る
 29日(水)は日本語教育の補助。梛の10歳の誕生日であった。この日はお祝いわせず、12月4日の連れ合いの誕生日に合わせて、今日(3日)に誕生会をすることになった。娘は、朝から誕生祝のケーキや食事を作るのに大忙しである。
 30日(木)も朝から日本語教育の補助。午後からは徳島健生協労組の執行委員会があり、K事務局長、W幹事らと守大助さんを支援する徳島の会への加入の訴えをした。3人加入してくれ署名の協力も得られた。
 12月1日(金)は、午後から自力整体に連れ合いと参加した。
 2日(土)は、きょうされんが全国的に取り組んでいる、障碍者の暮らしを良くするための署名行動に参加した。寒さを心配したがそれほどでもなかった。10時半から12時まで徳島駅前で3事業所から9名が参加した。署名12筆、募金6,105円であった。障碍者のみなさんも声を上げて、署名への協力を訴えていた。

 今日(3日)は、マルナカ柿原店前でのあわ9条の会恒例の宣伝行動があり連れ合いと参加した。こころもち、車の中から手を振ってくれる人が多かった。
 「ぼくらの戦争なんだぜ」(高橋源一郎 朝日新書)を読んだ。購入の一番の理由は、多くの作家が戦争を描いたことを紹介しているが、その中に太宰治の「惜別」が取り上げられていたことだ。この小説は魯迅と彼が留学した仙台医専(現・東北大学医学部)の藤野教授との交流が書かれている。魯迅は藤野先生について「藤野先生」という小品文を書いていて、先生の恩義に報いている。
 高橋は本書の最後に「『戦争』を生き延びた太宰治は、残された僅か数年の間、『周さん』(魯迅を指す)のように、前に、『革命』に向かって進もうとした。そして、太宰が、来たるべき『革命』の主体として見いだしたのは、『女性』であった。」としている。太宰への、「惜別」へのこのような評価は、今までには見られなかったように思う。

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