守大助の会、「漱石論」、白眉孔雀咲く

 



8日(土)の夕食は、寒かったので娘の要望でおでんであった。今季初めてで、皆喜んで食べた。体が温まった。
 9日(日)朝は恒例のあわ9条の会による、マルナカ柿原店前でのスタンディングがあったので参加した。この日は参加者5名。時折、車の中から手を振ってくれる人がいる。
 午後からは守大助の会の役員会があった。雨が降ってきたので、徳島駅前での宣伝行動は中止になった。会員数は528名で目標まであと12名との報告があった。9月30日の全国連絡会議、10月2日の高知の総会参加の報告があった。当面の活動として、10月10日のニュース「僕はやってない」第65号の発行と配布、日本母親大会の参加(私が大会会場で守裕子さんの訴えを代読することになっている)と大助さんとの千葉刑務所での面会(実現できるかは現在不明)。10月22日の国民救援会県本部大会参加、29日の「大崎事件と再審法改正」参加、来年の大助さんあての年賀状の取り組みなどが話し合われた。
  「漱石論」(小森陽一 岩波書店 2010.5)を読んだ。なかなか私には難しい言葉がたくさん出てきて、読み進めるのが大変だった。この本、NTTドコモに行ったときすぐ前にブックオフがあり時間があったのでちょっと覗いてみて買った。これを売った人も読むのにだいぶ苦労したようだ。本のところどころに読んだ日付が書かれていた。それによると読了に1か月余りかかったようだ。私も同じだった。本の帯には「今を生きる苦しさを知る 漱石を知らないあなたへ」と書かれいる。なるほど、中学や高校で習った漱石像とは全くかけ離れている。時代より先に進んで生きた漱石の姿が少しばかり理解できた。「序論」で、「何よりも重要なのは、漱石の小説世界が、帝国主義段階に入ったこの国において、人間の営む社会が、そして人間それ自体が、どのような崩壊の危機に曝されているのかを、隈無く詳らかに日本語で表現したことである。」と書いている。旧社会の残滓が色濃く残る日本から英国留学したのだから、カルチャーショックは大きかっただろうし、心を病むのも致し方なかったようだ。
 昨晩は白眉孔雀が12輪咲いた。見事なものだ。
●ロシアのウクライナ侵略は、国際法に反するもので、ロシア軍が直ちに撤退することを要求する!
B型肝炎訴訟は全国B型肝炎訴訟弁護団にご相談を!
●仙台北陵クリニックえん罪事件の守大助さんをご支援ください!
富士茂子遺歌集(埋み火 1984.4 柏原千恵子編)
ふるさとの空
〇地下茎を持つ根強さに雑草に埋もれていてもカンナ花をつく
〇しゃがんだり立ったり看守熱心に苗床の手入れするか中庭
〇担当者の笑顔に触れてとりとめのつかぬ昔をふと語り出す
〇子に依存せざる末々でありたしと折にふれては夫と語りき
〇気炎あげアサヒビールを飲むときのあの満悦が浮ぶ広告