叔母さんの死、患者講義、「憲法九条は世界遺産」(かもがわ出版 古賀誠)「ぼくは本屋のおやじさん」(ちくま文庫 早川義夫)

 22日(木)は午後4時半から、24日(土)は午後2時からそれぞれ中国語教室があった。

 昨日朝、連れ合いの叔母さんが急に亡くなったとの知らせがあった。家がすぐ近くなので、夕方連れ合いの兄弟夫婦・従姉とお悔やみに行ってきた。施設に入院していて、コロナの影響で直接面会して話ができなかったのが残念だったと、従弟夫婦は話していた。叔母さんとは長い付き合いであった。まじめでよく働く人であったし、世話にもなった。92歳。今晩はお通夜、明日がお葬式である。我が家のすぐ隣が葬儀場なので行くのは楽である。しかし、コロナの影響でいろいろ制限があり、充分なことはできないようだ。

 今日(月)は薬学部大学生への患者講義の打ち合わせが、ZOOMであった。中国語では「ZOOM」は「在線会議」(在线会议)と表現するそうだ。私が肝炎患者の部分を担当し、弁護士がB型肝炎訴訟のあらましなどを解説する。原稿のチェック、当日の運営について話し合った。後日、この内容を基に担当の教授と打ち合わせをする予定になっている。来年1月の講義予定なのだが、果たしてオンライン、リモート授業、直接学生の前で話せるのか、コロナの流行状況による。

 「憲法九条は世界遺産」(かもがわ出版 古賀誠)と「ぼくは本屋のおやじさん」(ちくま文庫 早川義夫)を読んだ。

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 著者の古賀誠自民党の国会議員だった人物で、自民党の総務局長、国対委員長、幹事長などの要職を務め運輸大臣にもなっている。昨今の自民党を見ると憲法9条改悪ばかりを声高に唱えているが、古賀が現役のころは憲法9条を守ろうとした自民党の国会議員がたくさんいたことが知られる。

 彼の9条を守ろうという信念は、本の帯にも書かれているように、父親が戦死して母親に苦労して育て上げられた古賀にとっては、「戦争未亡人を再び生み出さない。平和な国をつくりあげていくことが政治だ。」という事にある。最初の立候補の時から9条護憲を唱えているのだから、ほんまものだ。80歳になった今でも、「憲法九条は世界遺産」と題して各地で講演している。

 ロックグループ歌手から本屋、そしてまた歌手になった早川義夫の本屋時代の経験が書かれている。なかなかユニークで、物流の問題点なども指摘している。

 今年初めての白眉孔雀が咲いた。この花は十三夜美人ぐらいの大きさだが、他の花より遅く11月ごろに咲く。

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良寛歌集(東洋文庫556 平凡社

796 かにかくにかわかぬものは涙なり人の見る目をしのぶばかりに

797 うつせみの人の憂けくを聞けば憂しわれもさすがに岩木ならねば

798 あだし名はなくてもがもな花がたみとてもうき世の数ならぬ身は

799 木にもあらず草にもあらずなよ竹のかずならぬ身ぞわれは恋しき

800 長崎の森の烏の鳴かぬ日はあれども袖のぬれぬ日ぞなき