平和パネル展、月桃、「名人 志ん生、そして志ん朝」

 今年も、平和パネルの展示が始まった。先月28日には一条ふれあい会館に「原爆パネル」を持参した。1日には、中央ふれあい会館に「徳島大空襲パネル」を持参し、職員の皆さんと展示した。全国各地の地方都市にも、米軍は無差別の空襲を行っている。徳島でも、徳島市の中心部が焼け野原にされている。

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 二度とこのような悲惨な目に住民が合わないようにすることの大切さを実感させられる写真である。

 前回、楊貴妃のことを書いたが、本の表紙は上村松園の絵である。「上村 松園(うえむら しょうえん、1875年(明治8年)4月23日 - 1949年(昭和24年)8月27日)は、日本画家。 明治の京都下京に生まれ育ち、女性の目を通して「美人画」を描いた。1948年(昭和23年)女性として初めて文化勲章を受章。子の上村松篁、孫の上村淳之と3代続く日本画家である。 」とウィキペディアに紹介されていた。

 奈良市に美術館があるので、機会があれば行ってみたい。ふくよかな顔立ちで少し太り気味の姿は、唐代の美人の典型であった。

 4日が4月から京都に行った孫の誕生日で、彼の誕生日プレゼントの注文は、角田光代訳の源氏物語であった。全3巻で上・中が出版されている。第3巻は11月発行ということであった。それ以外に中国語の本ということで、私が使った「キクタン」(6冊)や「口で覚える中国語」(3冊)などを一緒に送った。

 「名人 志ん生、そして志ん朝」(文春文庫 小林信彦)を読んだ。身近に落語のある地域で生まれ育った著者の文章は、生き生きとその時代、その人らを描いて見せてくれている。今では落語はじっくり聞くことも見ることもかなわない。即席で、残念ながら味わうまでにはとても至らない。

 もう47年も前に、講談社文庫から興津要編の「古典落語」が出版された。「古典落語上・下」「古典落語続」「古典落語続々」「江戸小咄」「江戸小咄続」である。全部で3,240ページもあった。楽しく読ませてもらった。

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 7年ほど前に植えた「月桃」がようやく咲いた。蛙が花の中で休んでいた。満月美人が昨日、一昨日 、それぞれ10輪ほどの花を咲かせた。部屋中に芳香が満ちた。

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良寛詩集(東洋文庫556 平凡社

253 五月雨の雲間をわけてわが来れば経読鳥と人はいふらむ

254 わくらばに訪ふ人もなきわが宿は夏木立のみ生ひしげりつつ

255 夏草のしげりにしげるわが宿はかりとだにやも訪ふ人はなし

256 わくらばに人にも訪ひ来ぬ山里は梢に蝉の声ばかりして

257 わが庵は森の下庵いつとても青葉のみこそ生ひしげりつつ

※経読鳥:鶯の異名

「きょうされん第19回四国ブロック学習交流会inとくしま」、「楊貴妃」(村山吉廣 講談社学術文庫)

 昨日・今日(29日・30日)に徳島市内のホテルで「きょうされん第19回四国ブロック学習交流会inとくしま」が開かれたので参加した。四国各地の事業所から140名近くが集まった。開会の趣旨は、「きょうされん加盟の四国各県の小規模作業所・福祉事務所等の利用者・職員・家族・場尾ランティア等の関係者及び一般参加者が一堂に会し、当面する諸課題について学び、意見を交換するとともに交流することを目的として、年に一度開催しています。」

 交流会のテーマは「障害者権利条約を地域のすみずみに ~ともに生きる、ともに創る、私たちの未来~」であった。

 参加者の皆さん元気ですね。悩みながらも一所懸命に働き、明日を目指している感じを受けた。

 29日は2つの講演があった。

 ①「障害者福祉をとりまく現状と課題」と題して、きょうされん常務理事の赤松英知さんが話しをした。赤松さんの話からは、障害者をを取り巻く状況をきちんと把握して運営・仕事をすることは必須のことで、どんな状況でも利用者の立場に立ってブレずに働くことを求められていると感じた。

 ②「障害者雇用について ~日亜化学工業株式会社のとりくみ~」と題して、子会社の日亜興業株式会社そ総務部ライブリー課の寺井正芳課長が、会社の障碍者雇用の現状について話をした。会社がどういう考えで障害者を雇用しているかをもっと具体的に話をしてほしかった。また、障害者の仕事をしている姿を見たかったし、意見も聞きたかった。

 従業員数は昨年12月現在で9,047人で障害者の雇用数は141人と紹介された。これ以外にも障害者を雇用しているのかどうか。国が求める民間企業の障害者雇用率は2.0%だがこれでは1.56%にしかならない。 日亜の障害者雇用の方針は、「長く安心して働ける職場環境構築と支援の継続」という。日本・徳島を代表する企業として、障害者の雇用環境の改善・前進を図ってほしいと思った。

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 私は源氏物語をほとんど読んだことがないが、「楊貴妃」(村山吉廣 講談社学術文庫)を読んだ。著者が早大の文学部で講師として勤務していた50年前のことを知っていたからであった。源氏物語では、楊貴妃について触れている部分が大変多くある。唐時代の詩人・白楽天白居易)は「長恨歌」という長い詩を書いていて、楊貴妃玄宗皇帝について詩っている。紫式部の時代を含め江戸時代までの日本の知識人にとって、中国の詩文を学ぶことは必須の条件であった。楊貴妃については日本に来たという伝説も伝わっている。もちろん嘘だが、日本各地に伝説の史跡が残っている。
 源氏物語を理解するには「長恨歌」は欠かせない詩になっている。大学1年の時の漢文の授業では、堤留吉教授(白楽天の研究者)が長い時間を使って「長恨歌」について講義をしてくれた。たぶん、国文科の学生にとっては大事なものだという、認識だったからだろう。
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248 鳴るかみの音もとどろにひさかたの雨は降り来ねわが思ふとに
249 ひさかたの雲ふき払へ天つ風うき世の民の心かよはば
250 君が田とわが田とならぶ畔ならぶわが田の水を君が田へ引く
251 五月雨の晴れ間に出でて眺むれば青田涼しく風わたるなり
252 五月の雨間なくし降ればたまぼこの道もなきまで千草はえにけり

●全国B型肝炎訴訟原告団総会参加、墓参り、ハス開く、徳島新聞カルチャーセンター、沖縄の戦争展

 23日(日)は東京で全国B型肝炎訴訟原告団総会があり、大阪の原告団の一員として参加した。東京駅八重洲口そばの会場には、全国の代議員79名(大阪12名)を含め、100名余りが参加した。活動報告などを聞いていると、着実に原告団運動がすすんできており、国への制度要求・協議、恒久対策、他団体との共同、教育啓発活動など、弁護団との協力協同のもとで成果を上げていると感じた。

 各地の活動報告もされたが、活動内容には地域差もあるが苦労しながら役員の皆さんが頑張っている様子が理解された。討論では、各地の活動上の悩みなどを相互理解して、運動のレベルを上げることの必要性を感じた。多くの地区で役員不足、若手不足がありその改善は喫緊の課題であろう。徳島も大変数少ない人が苦労しながらしている状況である。f:id:tetuo0208:20190623144413j:plain

 総会の後、時間があったので八重洲ブックセンターに立ち寄った。そこでは「沖縄の戦争展」が開催されていた。主催は「戦場体験放映保存の会」で協力は「沖縄・民間戦争被害者の会」であった。展示では、●沖縄戦・移民先の南洋地上戦の体験談と絵画、当時の写真 ●沖縄県内で遺骨とともに掘り出された遺物 ●沖縄戦の戦後補償問題、遺骨収集の現状 が展示されていた。沖縄にとってはまだまだ戦争が続いているといってよいだろう。沖縄戦の悲惨さ戦争の非人道的なことが写真・絵画に表されていた。その上、危険で無用な辺野古基地建設を、政府は沖縄県民の意思を無視して強行している。展示で紹介している証言は、戦争体験史料館・電子版(http://wwwjvvap.jp)でも見ることができる。

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 ブックセンターで買った本は、「明治日本散策 東京・日光」(エミール・ギメ 角川ソフィア文庫)であった。

 翌日(24日)は兄・弟と千葉県柏にある両親の墓参りに行った。年に1度は行きたいと思っている。雨で、他の墓参りの人はいなかった。晴れていると眼前に手賀沼が見えるのだが残念だった。朗報もあった。弟の2人の息子(31歳・28歳)がそれぞれ良い女性を見つけたということだった。昼食は、兄のおごりであった。長男はつらいですね。

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 22日(土)の午後、少し気分を変えてみようと徳島新聞カルチャーセンターの「中国語・中級」の体験学習に参加した。通常参加している人の学習に加えてもらう講義であった。教材は先生が独自に作っている。私を含め3人でレベルも同じくらいなので理解しやすい。しかし、土曜日の午後は行事が多いので、いつも参加できるか心配である。正式に受講するかどうかは思案中。

 4・5年前から育てているハスがようやく咲いた。満月美人も咲き始めた。柏駅に行く途中、上野駅で乗り換えたが、そこで見つけたのがパンダの手ぬぐい。

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243 あしひきの山田の爺や(をぢ)がひねもすにいゆきかへらむ水運ぶ見ゆ

244 むらぎもの心を遣らむ方もなしいづこの里も水のさやぎに

245 われさへも心もとなし小山田の山田の苗のしをるるを見れば

246 ひさかたの雲のはたてをうち見つつ昨日も今日もくらしつるかも

247 わが心雲の上まで通ひなばいたらせたまへ天つ神ろぎ

月下美人、健康班会、きのこハウス理事会、手ぬぐい

 一昨日から月下美人が咲きだして3晩続いている。夜の書斎は芳香に満ちている。

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 今年は、月下美人も含めどの花も例年より咲くのが遅い。今年は寒かったのだろうか。

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 18日(火)の夜は健康班会があったので参加した。9名の参加であった。テーマは「狭心症」で、心臓にステントを入れている人もあった。治療も格段に進歩してきて超音波を使った手術も開発されてきている。どんな病気でも同じだが、生活習慣の改善が必要だと講師から話があった。

 注意事項として、禁煙、過度の飲酒をしない、食事では減塩・食べすぎをしない・動物性脂肪を取りすぎない。ウオーキングなどの有酸素運動をする、ストレスを避けるなどを指摘された。

 きのこハウスの理事会が19日(水)にあった。経営は厳しいが安定しているし、職員の状態も安定しているようだ。6月29日・30日にはきょうされん四国ブロックの学習交流集会がある。全体で130名余りが集まるようだ。今朝は徳島まで出かけて、当日集会で使う横断幕や垂れ幕の印刷をしてきた。

 北海道の道東旅行では、手ぬぐい・本・絵馬を購入した。手ぬぐいは北海道らしいデザインばかりであった。

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 稲畑耕一郎の「出土遺物から見た中国の文明」(潮新書)を読んだ。以前に「中国皇帝伝」を読んだことがある。4月に中国に行ったときに「三星堆遺跡」を見学したが、そのことにつていても触れていたので読んでみる気になった。下の「中日対照年表」を見ると、その歴史の長さと文明の多様性が理解される。

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238 手もたゆく植うる山田のをとめ子がうたふ声さへややあはれなり

239 この頃はさ苗とるらしわが庵は形を絵にかき手向けこそすれ

240 苗苗とわが呼ぶ声は山こえて谷のすそこえ越後田植のうた

241 さ苗とる山田の小田のをとめ子がうちあぐるうたのこゑのはるけさ

242 ひさかたの雨もふらなむあしひきの山田の苗のかくるるまでに

 

 

びっくり北海道4日間、腰痛

 阪急交通社主催の「びっくり北海道4日間」に14日から連れ合いと行ってきた。

 14日は羽田空港経由で新千歳空港から宿泊場所の「十勝川筒井温泉」へ。宿に着いたのは午後9時を大きく回っていた。徳島空港だけでなく、高松空港伊丹空港関西空港からの参加者45名なので、新千歳空港に着く時間が違う。しかも伊丹空港からの参加者は30分以上の延着であった。とにかく、食事をして温泉にも入り、翌日からの旅行に備えた。走行距離173km。

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 旅程は全部貸し切りバスなので安心であった。2日目は、幸福駅釧路湿原北斗展望台、オンネトー(湖)見学で、宿は阿寒湖温泉。天候が悪い。ひたすら走る時間が多いので、見学時間が少ない。幸福駅で30分。鉄路がなくなった幸福駅には土産物屋が2軒。北海道の鉄道・経済の落ち込みを象徴するようにぽつんと車両が2両置かれていた。

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f:id:tetuo0208:20190615111706j:plain      湿原の展望台では見学はわずか20分。天気が悪くて湿原が遠望できない。f:id:tetuo0208:20190615122347j:plain

 阿寒湖温泉では、温泉街にあるアイヌの木彫り店などを散策した。2人で北海道をレンタカーで巡ったのは2001年5月。阿寒湖も釧路湿原摩周湖も天候が悪くひどく寒かった。

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 釧路湿原を見学した後は、釧路フィッシャーマンズワーフで昼食。近くの公園に本郷新制作の丹頂鶴を抱いた少女の銅像が置かれていた。走行距離308km。

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 3日目は朝は摩周湖へ。これが大変。雨風がとても強く、バスを降りてはみたものの寒くてゆっくり摩周湖を見るどころではない。展望台横の売店に避難した。ところがその後、天候が回復。知床五湖の高架木道を歩いて第一の湖を堪能した。ここでは五湖をめぐる遊歩道があり、時間はかかるが楽しそうだったが、残念ながら私たちのツアーに入っていなかった。その後オシンコシンの滝を見学。瀑布の水が降りかかってきて気持ちがいい。

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 そして、小清水原生花園へ。原生花園の前には小さな駅があった。一日に何本も走らないそうだ(2時間半に1本ぐらい)が、うまい具合に汽車が到着。もちろん、乗車する人はいない。また、雨が降ってきた。温根湯温泉で宿泊。周りに店はない。しかし、目の前で揚げる天ぷら、焼くステーキなど大変おいしかった。アルコールも1時間1,300円の飲み放題。といってもそれほど多く飲めるわけではない。走行距離375km。

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 4日目(17日)は徳島に帰るだけ。ところが、腰が痛くなって早朝3時過ぎに目が覚めた。とにかく痛くてたまらない。這いながらトイレに行った。こんなことは今までの旅行では初めて。連れ合いを起こしてみたがどうしようもない。6時前に痛み止めを飲んだが、効き目がなかなか出ない。痛みが治まるのを願いながらバスに乗車した。ホテルを7時に出発し、新千歳空港に着いたのが11時半。13時の羽田行き、15時30分の徳島行きに乗り継いで、我が家に着いたのは午後6時10分であった。楽しかったが、「びっくり」するほどとても痛い旅行であった。バスの走行距離297km。バス総走行距離1,153km。

 徳島に帰ってみると、子どもたちから父の日のプレゼントが届いていた。感謝。

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233 ひさかたの雨にぬれつつ時鳥鳴く声きけば昔おもほゆ

234 時鳥空行く声のなつかしみねさへうかれて昔おもはる

235 あさ夕(よひ)になく郭公かずとめて風にたぐへてやらましものを

236 ほととぎすわが住む宿は多かれど今宵の蛙(かはづ)まづめづらしも

237 さ苗ひくをとめを見ればいそのかみ古りにし御代の思ほゆるかも

 

 

あわ9条の会事務局会議、メダカ、月下美人

 昨晩(12日)は、我が家であわ9条の会の事務局会議があった。9日のスタンディングの話が出たが、来月からは暑いので9時開始が8時30分から9時15分に変更になる。また、原爆写真パネル、徳島大空襲パネルの展示について話し合った。毎年恒例で10数か所で行い、多くの阿波市民の皆さんに見ていただいている。

  「徳島大空襲パネル」を見た人は少ないのではないか。1945年7月4日に、徳島でも大空襲があった。ウィキペディアによると以下のように書かれている。

 「 1945年7月3日午後4時23分(日本時間)、マリアナ諸島のグアム・サイパンテニアンの3島4基地から高松・高知・姫路、そして徳島への爆撃のためアメリカ陸軍航空軍第21航空軍所属のB-29が501機出撃し、硫黄島を経由して、それぞれの都市へと向かった。
 7月4日の未明、第21航空軍第314航空団の129機のB-29新町川河口から徳島市の上空に飛来。午前1時24分から同3時19分まで、1時間55分の間焼夷弾を投下し続けた。諸説あるが、徳島市の発表では、この空襲により当時の徳島市の約62%が焼失し、人的被害は死者約1,000人(男性431人、女性553人、性別不明17人の説もあり)、けが人は約2,000人、被災者は70,295人、罹災世帯は17,183世帯とされている。」

 30枚余りのパネルを見ると、焦土と化した徳島市内の様子は今の徳島市内と比べると、大空襲のすごさが理解される。我が家には、「非核の政府を求める徳島の会」が編集した「おじいちゃんおばあちゃんに聞いた 戦争の話 第2集」(1989年12月8日発行)がある。徳島県母親大会の実行委員長を長らく務めていたかたの「五人の孫たちへ」と題する文章があったので、その一部を紹介する。

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 「おばあちゃんは六年生になると修学旅行に行けるのを楽しみにしていました。でも、空襲が激しくなり、おばあちゃんの学年で中止になってしまいました。その頃、大阪や東京から空襲を逃れて鳴門にもたくさんのお友達が疎開してきました。

 国民学校(今の小学校)の卒業式のとき、艦載機(爆弾をたくさん積んだアメリカの飛行機)が飛んできて式の最中に空襲警報が出て、とうとう式が中止、次の日に卒業証書を取りに行ったことを覚えています。

 おばあちゃんは女学校に入学しました。でも、お勉強をするにもノートや鉛筆もありませんでした。おばあちゃんは今の鳴門のおばあちゃんが持っていた筆箱や鉛筆を貰って学校に行っていました。もちろんカバンもありません。お母さんの帯をほどいて自分でカバンを作りました。」

 宵待孔雀が毎晩のように咲いた。一晩で8輪咲いた時もあった。月下美人のつぼみも大きくなってきた。3~4年前から育てていた蓮がようやく咲くようだ。

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228 世の中を憂しと思へば時鳥木がくれてのみ鳴きわたるなり

229 青山の木ぬれたちぐき時鳥鳴くこゑ聞けば春はすぎけり

230 夏山をわが越え来れば時鳥こぬれたちぐき鳴き羽ぶく見ゆ

231 みよしのの山辺に住めばほととぎす木の間立ちぐき鳴かぬ日はなし

232 み山べを辿りつつ来し時鳥木の間立ちぐき鳴き羽振る見ゆ

 

阿波肝疾患フォーラム、守大助の会、桂君誕生日、あわ9条の会、共産党演説会、「書店の棚 本の気配」(亜紀書房 佐野衛)

 6月7日は阿波肝疾患フォーラムへの参加の案内があったので、肝炎の会の近藤事務局長と参加した。午後7時からの会への参加は体にこたえる。主催はアッヴィ合同会社であった。肝炎治療の効果的な薬を販売している。参加対象は主に医者のようで、看護師も見られたが、患者は私たちだけのようだった。

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 チラシに見られるように「C型慢性肝炎疾患および肝癌治療の最前線」では、現在行われている治療と研究状況が話された。パワポが英語だったためと専門的な話であったため、ほとんど理解できなかったが、治療が大変進んできていて、私たちにとって期待できるものであった。

 「食事性肝障害2019」は専門性のない私たちのとっても、少しは理解できるもので、どんな食事をどう工夫して取るかによって健康に益があったり害があったりすることが理解され、健康に留意した食事摂取が必要と考えさせられた。

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 8日(土)は1時から守大助の会の街頭署名行動と役員会があった。署名では高校生がチラシを読んで興味をもって署名してくれた。

 役員会では、会員数535名、最高裁あて署名1,337筆と報告があった。7月26日には最高裁への再審開始を求める要請行動があるので、徳島から3人の派遣を決めた。前日には千葉刑務所の大助さんに面会する予定にしている。

 9月13日・14日は高知の会が、布川事件の桜井昌司さんを招いて講演会・総会を行うので、ここにも代表を派遣することにした。11月16日・17日には香川で中四国の交流会があるので、徳島から交流会への提案について話し合った。

 9日(日)はあわ9条の会による宣伝行動がマルナカ柿原店前の交差点であり、連れ合いと参加した。暑いかなと思ったが少し風があり助かった。香川ナンバーの車の中から手を振ってくれる人がいた。この日の参加者は8名だった。

 9日の午後からは日本共産党の演説会があり、連れ合いと用意されたマイクロバスに乗り参加した。私の参加目的はもちろん演説を聞くことであったが、守大助の会の最高裁あての署名を取ることにもあった。会場前で協力をお願いしたが、100筆集まった。感謝。

 7月4日公示予定の参議院議員選挙では、市民と野党の共同で暴走する安倍政権の退陣、憲法が生きる新しい政治をめざして32の1人区で共同の候補者が決まった。徳島・高知の1人区では松本けんじという35歳の若者が挑戦する。本人から力強い決意表明の発言があった。共産党笠井亮政策委員長からは、現在の情勢について詳しい報告があった。

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 演説会では、市民連合・徳島の山本代表、オール徳島の横山代表、新社会党の長谷川県本部委員長からのあいさつに続き、社民党立憲民主党・国民民主党・前回統一候補の大西聡さんからもメッセージが寄せられていた。

 「書店の棚 本の気配」(亜紀書房 2012年9月 佐野衛)を読んだ。大阪に裁判の傍聴に行ったときに、古書店で購入したもの。著者は神田にある「東京堂書店」の店長を勤めていた。こういうところの店長は、相当の努力をし学識がなければ作家をはじめとする来客者の要望に対応できない。何回か行ったことがあるが、店の照明は他の書店と比べて、少し暗いように感じた。思うに、客が落ち着いて探し求めている本に出合うためだと感じた。

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 直径30㎝を越える大輪柱・夜の女王が咲き終わり、宵待孔雀が咲きだした。十三夜美人・満月美人・姫月下美人に加え、一番の月下美人もつぼみがだんだん膨らんできた。楽しみだ。写真は宵待孔雀。

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223 声たてて鳴け時鳥ことさらにたづね来れる心知りなば

224 あしひきの国上の山の時鳥今をさかりとふりはへて鳴く

225 うき雲の身にしありせば時鳥しばなく頃はいづこに待たむ

226 国上山松風涼し越え来れば山時鳥をちこちに鳴く

227 国上山しげる梢の恋しとて鳴きて越ゆらむ山ほととぎす