大掃除、帰徳、「宮沢賢治、ジャズに出会う」、冷蔵庫大事件、「老舎記念館」

 水戸の娘たちが帰ってくるので、連れ合いと何日もかけて大掃除をした。若い時だと1日半でしたことがなかなかできない。それでもなんとか少しはきれいになった。ハプニングがあった。 大掃除中に、連れ合いがきれいに磨いた冷蔵庫の冷蔵室が、どうしても冷えなくなった。年末年始の食料をいっぱい入れた冷蔵庫が壊れて困ってしまった。ケーズデンキに行って見たが、同じ程度のものを買うと、20万円ほどすることが解った。裏の倉庫・作業場を直したばかりなのに痛い出費になる。とりあえず今は壊れたままで我慢して、年明けに買うことにした。この冷蔵庫、買ってからもう21年も経っているので仕方がない。

 26日(土)は午後からきょうされん徳島支部の役員会がきのこハウスであったので参加した。年末で皆さん忙しかったのだろう、参加者は少なかった。それでもいろいろと決めなければいけないことを討議した。

 29日は京都の大学に行っている孫、昨日(30日)は娘が二人の孫を連れて、我が家にやってきた。ところがこれが大変だった。茨城空港から神戸空港まで飛行機でやってきて、その後高速バスに乗って、4時過ぎに松茂まで私が迎えに行くことになっていた。しかし台風並みの大風で、鳴門大橋が通行止めになって渡れない。バスは舞妓まで引き返したというのだ。我が家から松茂までは片道40分余りかかるので、家まで帰って連絡を待つわけにはいかない。とにかく、松茂で待つしかない。寒かった。ようやくなんとか鳴門大橋が通れることになり、1時間遅れで着いた。娘たちの話によると、飛行機もバスも大揺れであったそうだ。連れ合いは、孫たちの大好きなコロッケを44個も作って歓迎した。みんな食欲旺盛で、食べているのを見るとほれぼれした。

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 今年最後の読書は「宮沢賢治、ジャズに出会う」(奥成達 白水社 2009年)であった。ブックオフで買った。本の帯には『疾走する蒸気機関車の姿を描きながら、まさに「ジャズ」演奏の流れそのものをリズミックに描いた名作のジャズ詩だと言えるだろう』と書かれている。我が家にはちくま文庫版の宮沢賢治全集(全8巻)があるので、賢治がジャズに触れて書いた詩も読んだはずなのだが、記憶にない。もっとも私は音楽、特にジャズには興味がないのでそうなったのだろう。ジャズのCDは何枚か書棚にあるが。全集を読み返したいと思う。賢治以外の作家たちについても、ジャズとのかかわりが書かれていて面白い。

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  中国語教室で「老舎自伝」を読んでいるのだが、参考になる本がないかネットで調べてみたら「老舎記念館」(文物出版社 2007年)が見つかったので注文した。老舎記念館が編集したものであった。豊富な写真で、老舎の業績が紹介されている。じっくり読んでみよう。

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良寛歌集(東洋文庫556 平凡社

861 この殿の厳橿(いつかし)がもと橿がもとわれはしめけりそのかしがもと

862 わが宿の竹の林をうちこして吹き来る風の音のきよさよ

863 わが宿の竹の林は日に千度(ちたび)行きて見れどもあきたらなくに

864 草の庵に立ちても居てもすべぞなきこのごろ君が見えぬ思へば

865 老いの身の老いのよすがを訪(とぶら)ふとなづさひけらしその山道を

※厳橿:神域の正常な橿