きのこハウス、歯科・眼科、「江戸の旅文化」、おばさんの死、カトレア

 19日(土)は陽明学堂の今年最後の中国語教室があった。会話と「老舎自伝」の読みが主である。先生の中国語の話も少しは理解でき、相槌もできるようになった。今日の4時半からは陽光学院の今年最後の中国語教室がある。

 21日(月)はきのこハウスの理事会があった。毎月、事前に議案書と経営内容を送ってくるので、理解しやすい。例年ある忘年会は、コロナウイルスの感染を避けるために、作業場の広場にテントを張ってすることになった。当日が、寒くないことを祈るばかりだ。

 22日(火)は朝から健生歯科を受診して、歯の手入れをしてもらった。ついでにすぐ横にある健生病院の眼科を受診して、緑内障の薬をもらった。健生病院は新しい病院が前日開院したばかりで、真新しい院内は患者には好評のようだ。そうは言ってもどこに何があるかまだ分からないので、慣れるまでが大変だ。

 先日、横浜のおばさんに送ったお歳暮があて先不明で戻ってきて、心配して知り合いに問い合わせをしたが、はっきり分からなかった。すると昨日、おばさんの姪から亡くなっているとの案内が届いた。9月20日に98歳で永眠したとのことだった。おばさんとは、年賀状、お中元・お歳暮で連絡を取っていた。8月には電話で元気な声を聞くことができたので、心配していた。ずっと一人暮らしで私を大事にしてくれていた。横浜の家にも連れ合いと2~3度訪問したことがある。まことに残念だが、消息が分かっただけでも良しとしなければならない。

 今朝、親しくしている花き農家の方が見事なカトレアの花を持ってきてくれた。毎年何種類かの花を持ってきてくれて、玄関を飾っている。正月を迎えるのでありがたい。

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 「江戸の旅文化」(神崎宣武 岩波新書)を読んだ。十年余りの積読である。〇伊勢参宮のにぎわい 〇旅を広めた社会の構造 〇湯治という旅 で構成されている。江戸時代の文化・経済が発展するにつれて、旅の在り方、旅をする人の変化が理解された。本書では、税の制度が私がかつて学校で習ったものとだいぶ違うようだし、農民の生きようも違っている。私が理解してきた社会科より、少しばかり余裕があったようだ。そうでなければ農民まで含めた旅文化は成立しなかっただろう。湯治に行くのも現代のように、世知辛く急いで飛行機や高速道路を利用して行くのとはわけが違う。皆、歩いて行くのだから、よほど時間的・金銭的な余裕がなければ実現できない。江戸時代の旅の方がよっぽど人生に価値がある。

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良寛歌集(東洋文庫556 平凡社

856 おと宮の宮の神杉しめゆひていつきまつらむをぢなけれども

857 乙みやの森の下庵訪ふ人はめづらしものよ森の下庵

858 乙宮の森の木下(こした)に我が居れば鐸(ぬて)ゆらぐもよ人来るらし

859 乙宮の森の下屋にわれ居れば人来るらし鐸の音すも

860 乙宮の森のしたいほしばしとて占(し)めにしものを森の下庵

※鐸(ぬて):神社の本殿前に釣った大鈴