あわ9条の会、「踏み来し路の一つひとつを」(奈良達雄)、高血圧外来

  7日(火)の午後は、健生病院で高血圧の診察をしてもらった。薬をきちんと(?)飲んでいるので、血圧は正常値であった。

 「踏み来し路の一つひとつを」を読んだ。著者は教師を永年勤め、その後社会革新の道を歩んできた。

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 本の帯に書かれているように、誠実に生きてきていることが知らされた。Ⅱ章「教師への道」、Ⅲ章「平和と民主主義のために」が興味深かった。1932年生まれの著者は厳しい戦争時代を経験して、教師の道を志し戦後の新しい教育の実現をめざして、仲間と共に闘ってきている。若い正義感と戦争への嫌悪が、教師としての仕事に生かされている。

 私は、60年安保を当時教わった中学(東京都大田区立馬込東中学校)の先生から話を聞いた。彼らは、授業を終えてから毎日のように国会に行き、当時の岸総理の 安保改定(実はアメリカへのさらなる従属化)に抗してデモなどを行って、その意志を示してきた。著者も仲間たちと茨城から国会に行って、日米安保条約阻止の抗議行動を行っている。先生たちは、授業の合間にも参加した抗議行動について、熱心に語った。なるほど、安保条約は日本の利益、独立には全くならないことが理解された。授業よりも安保の話を聞く方が、私の生き方には大きく役に立った。

 岸信介の孫に当たる安倍首相が、執念にも似た意気込みで憲法9条の改悪をしようとしていることに、怒りを感じる。日本の民主主義、国民主権が大きく侵害させられる9条改悪は必ず阻止しなければならないし、9条が活かせる政治を行わなければならない。

 今朝(12日)は、恒例のあわ9条の会の行動日で、マルナカ柿原店前の交差点に立って宣伝行動を行った。久しぶりに寒い朝であったが、多くの車から手を振ってくれた。

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良寬歌集(平凡社東洋文庫556)

441 今よりはつぎて夜寒になりぬらしつづれさせてふ虫の声する

442 秋もやや衣手さむくなりにけりつづれさせてふ虫の告ぐれば

443 秋もやや夜寒になりぬわが門につづれさせてふ虫の声する

444 わが庵は君が裏畑夕さればまがきにすだく虫のこゑごゑ

445 ぬばたまの夜は更けぬらし虫の音もわが衣手もうたて露けき