残念!見逃した。「戦争で死ぬ、ということ」(島本慈子 岩波新書)

 昨日昼間、温室を見ると多くの一晩しか咲かない花の蕾が大きくなって、咲きかけていた。それでも昨晩は寒いし雨も降っていたので、夜は咲かないだろうと思っていた。ところが予想は見事外れた。

 朝起きて見ると、夜の女王・大輪柱・姫月下美人・十三夜美人が咲いていた。しぼんでいる。まことに残念、見逃してしまった。

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 「戦争で死ぬ、ということ」(島本慈子 岩波新書)を読んだ。

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 2006年7月に出版されてる。著者の本は、以前同じ岩波新書の「ルポ  労働と戦争」を読んでいる。先に紹介した「十五年戦争小史」は通史が書かれていて、その時代を生きてきた人々の生の声はあまり紹介されなかったが、この本では、大阪大空襲・特攻隊・戦時中のメディアの動向・フィリピンでの狂気・ヒロシマ・戦時中の女性の行動・毒ガスづくり・同時多発テロなどについて書かれている。

 実際に戦争の現場・無差別攻撃の現場に立ち会った人にしか語れない、戦争の残酷さが伝わってくる。著者は本書のあとがきで、「憲法9条改定問題を考えるときの『基礎知識編』として読んでいただきたい」と語っている。戦争に進んだ時ではもう遅い。憲法9条が果たしている役割を知る上でも、貴重な本である。戦争は人の人格を破壊し「狂気」に導くものでしかない。

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良寛歌集(東洋文庫556 平凡社)

991 君が宿とわが宿わかつ塩法の坂を鍬もてこぼたましものを

992 しほのりの坂も恨めしこのたびは近きわたりをへだつとおもへば

993 しほのりの坂をかしこみこのたびは大川のへをたうて来にけり

994 しほのりの坂は名のみになりにけり行く人しぬべ万代までに

995 しかりとも黙(もだ)に堪へねば言挙(ことあ)げす勝ちさびをすなわが弟おと)の君