9条の会、きょうされん徳島が署名行動、「酒の肴、抱樽酒話」(青木正児 岩波文庫)

 11日(水)の夜は、我が家であわ9条の会の事務局会議があった。赤紙配布や映画などについて話題があった。18日(水)には徳島9条の会の宣伝行動が阿波市で行われるので、その参加・宣伝場所について話し合った。

 今日(14日)はきょうされん徳島の国会請願署名行動が、徳島駅前であったので参加した。各作業所から14名が参加し、10時半から12時まで取り組んだ。署名・募金の訴えをした。現在、全国各地で取り組まれているが、今日は暖かくてよかった。

 請願趣旨・請願内容は下の通り。どれも障碍者にとっては切実な課題で、国もこの願いに真摯に向き合って欲しい。

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■請願趣旨
 現在すすめられている「全世代型社会保障改革」では、社会保障における給付と負担の見直しが検討されており、国民にさらなる負担が強いられることで、憲法25条で保障された生存権がますます脅かされつつあります。
 障害福祉においては、ここ数年、成果主義が強められ、就労系事業所では平均工賃の高い事業所がより多くの報酬を受け取る等、生産性や目に見える成果のみを評価した報酬体系となりました。また、雇用施策と福祉施策が分断されていることにより、通勤支援が受けられない等、障害のある人たちの就労の機会が奪われ続けています。
 さらに、1996年まで続いた優生保護法により、被害者は尊厳を踏みにじられてきたにも関わらず、「旧優生保護法に基づく優生手術等を受けた者に対する一時金の支給等に関する法律」は、その人権回復には程遠い内容であるとともに、国の責任を全く明らかにしていません。
 障害者権利条約に掲げられた、障害のある人が障害のない人と同等に生きることのできる社会を実現するためには、日本の障害福祉関連予算を、せめてOECDの平均並みに引き上げることは、欠かすことのできない優先課題です。
 以上をふまえ、次の項目について請願します。
■請願項目
1.「旧優生保護法に基づく優生手術等を受けた者に対する一時金の支給等に関する法律」は、国の謝罪を明記し、支給額を見直すなど、被害者の人権回復にふさわしい法律としてください。
2.障害年金を安心して生活できる水準まで引き上げるとともに、グループホームやヘルパー制度など希望する暮らしを支える制度を拡充してください。
3.「2021年度の報酬改定」では、必要な職員を確保して充分な支援ができるよう、基本報酬を引き上げてください。
4.障害のある人が65歳を超えても必要とする支援を自ら選んで利用できるよう、介護保険優先原則を廃止してください。
5.地域活動支援センターが安定して運営できるよう、国の責任で実態を調査し、制度を拡充してください。

 「酒の肴、抱樽酒話」(青木正児 岩波文庫)を読んだ。ウキペディアによると著者(あおき まさる、1887年(明治20年)2月14日 ~1964年(昭和39年)12月2日)は、「生涯を通じ中国の文学・文物に親しみ、その風雅を紹介し古典中国文学を文学研究としての観点から学術評価し、狩野君山、内藤湖南らが興した京都支那学の発展に大きく寄与した学者の一人である。 従来趣味的な要素の強かった中国食文化・風俗などを、学術レベルで研究し紹介した先駆者であった。」と紹介されている。

 なかなか楽しい本である。中国・日本で書かれた酒にまつわる話題、詩について書かれている。李白杜甫陶淵明、蘇東坡の酒にかかわる詩も面白い。詩経孔子の時代まで登場する。本書は1970年代に書かれたもので、著者が食した酒の肴は、今と比べると大変質素なものであるが、それだけ酒が引き立つものと言えよう。深酒せず、美味しく味わっている。我が家にある著者の本は、「江南春」「中華名物考」「琴棊書画」「北京風俗図譜1」「北京風俗図譜2」。後の2冊は編著。

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良寛詩集(東洋文庫556 平凡社

401 いつまでもわが忘れめや長月の菊のさかりに訪ねあひしを

402 わが待ちし秋は来にけりつきくさのやすの川原に咲きゆく見れば

403 こぞの秋あひ見しままにこの夕べ見ればめづらし月ひとをこと

404 み草刈り庵結ばむひさかたの天の川原の橋の東に

405 わが宿をいづくと問はば答ふべし天の川原はいづこなるかと