日本母親大会四国ブロック学習交流集会、誕生日

 8日(土)は、私の誕生日であった。いろんな方からお祝いのメッセージをいただいた。ありがとうございます。水戸・駒ケ根にいる娘たちからもプレゼントが送られてきた。

 この日は、日本母親大会四国ブロック学習交流集会が徳島市内であり、私も参加した。四国各地から80人ほどが集まった。

 今、国は国民の願いを無視した病院の統廃合を進めようとしている。病床を削減して受診抑制・医療費削減をしようとしているのだから、国民の意思とは全く真逆である。徳島でも、徳島病院の統廃合が計画されているが、地元住民・自治体・労働組合などが反対して、何とか食い止めようとしている。

 学習交流集会では、記念講演として「国立徳島病院のたたかいから学ぶ」と題して、運動の中心となった「徳島病院を守る会」共同世話人の岡田晋さん、徳島県医労連書記長の井上純さんから報告があった。岡田さんの話は、徳島病院が行っている医療の重要性・必要性が、地域に密着した形で報告された。そして、全方位の廃止反対の請願署名の取りくみ、徳島県下の全自治体・首長、徳島県選出の国会議員をも巻き込んでの反対運動が語られた。運動の仕方としては非常に素晴らしいものであった。徳島病院再発見ウオークやサポータークラブの活動など、地域が病院を支えている様子がよく理解された。

 私は、守大助さんを支援する徳島の会を代表して、支援要請の訴えを行った。以下は、その挨拶。

 

 日本母親大会四国ブロックの会議へのご参加の皆さん、ご苦労様です。守大助さんを支援する徳島の会から、一言ご挨拶させていただきます。
 一昨年の高知での日本母親大会、また、昨年8月に静岡で開かれた大会では、四国ブロックの皆さんのご協力で、お母さんの守祐子さんが全国各地の支援者と共に、大助さんへ支援をお願いすることができたことは、私たちにとって大きな励ましになりました。徳島では昨年10月3日に日本弁護士連合会人権擁護大会がありました。全国各地の守大助さんを支援する会からも多くの参加がありました。シンポジウム第3分科会の「えん罪被害救済へ向けて~今こそ再審法の改正を~」では、えん罪のできる構造が明らかにされ、えん罪被害者がそれぞれの体験を話し、えん罪根絶への決意が語られました。
 しかし昨年11月13日、最高裁判所は仙台北陵クリニック・筋弛緩剤冤罪事件の再審請求特別抗告審において、守大助さんの特別抗告を棄却する不当決定をおこないました。
この事件は、守さんを有罪とする直接証拠が何一つない中で、鑑定資料を全量消費して鑑定不能とした大阪科捜研の「鑑定」と、患者を診てもいない東北大医学部・橋本保彦教授の法廷での「証言」を根拠に有罪とされました。最高裁判所弁護団が提出した新証拠についてなんら言及することなく、「刑訴法433条の抗告理由に当たらない」として守大助さんの訴えを退けました。このように昨年の私たちの再審開始を求める運動は、最高裁判所の不当な決定によって実現できませんでした。大助さん、ご両親にとっては大変無念な一年になりました。しかし私たちは、不当な決定を覆すために、活動を続けるつもりです。
 2月29日(土)の第15回総会には、袴田事件袴田巌さんのお姉さん、袴田秀子さんが浜松市から来られて、えん罪被害者の家族としての思いを語っていただきます。
 大助さんをご両親のもとに、一日でも早く戻すための切実さが理解できるのではないかと思います。皆さんにもぜひご参加をお願いいたします。

 この四国ブロック集会が成功裡に終わり、母親運動がますます発展されることを願っています。

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●仙台北陵クリニックえん罪事件の守大助さんをご支援ください!

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良寛歌集(東洋文庫556 平凡社

471 わが園に咲きみだれたる萩の花朝な夕なにうつろひにけり

472 白つゆは異におかぬをいかなればうすく濃く染む山のもみぢば

473 おく露に心はなきを紅葉ばのうすきも濃きもおのがまにまに

474 山奥に見捨ててかへる薄紅葉われを思はむ浅きこころを

475 あしひきの昨日(きそ)のみ山のもみぢやもいとどうつくしきみが言の葉