肝炎、難病支援ネットワーク、徳大病院、「魯迅を読み解く」(代田智明 東京大学出版会)

  2月23日(土)は午後からとくしま難病支援ネットワーク主催の「難病のつどい」があり、徳島肝炎の会が担当だった。会場はとくしま障害者プラザで、近藤事務局長と相談を担当した。今回来られたのは3名で、障害者年金の受給についてと、B型肝炎訴訟の提訴についてであった。訴訟については大坂弁護団に連絡した。
 24日(日)はとくしま難病支援ネットワークの役員会があったので参加した。主に6月に開かれる総会について協議した。
 25日(月)は徳大病院で肝炎講座があったので参加した。これは徳大病院が年4回ほど行っている。20人余りが話を聞きに来た。今回の話は以下のとおりであった。
「ウイルス性肝炎のお話」 田中貴大医師(消化器内科)...
「ウイルス性肝炎 検査のはなし」 三好雅士検査技師(臨床検査室)
「弁護士によるB型肝炎訴訟の説明」 真鍋直樹弁護士
 私は、患者の立場からB型肝炎訴訟の説明をした。
 真鍋先生はスライドを使って、B型肝炎訴訟の流れなどを話した。
 徳島では、B型肝炎患者がB型肝炎訴訟について問い合わせをすると徳大の肝疾患相談室や県の感染症疾病対策室では大坂弁護団を紹介している。
 講座の後1件相談があったが、残念ながら該当する事案ではなかったようです。

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 魯迅全集第9巻(675p 集外集、集外集拾遺)は195pまで読み進んだ。とにかく、魯迅の生きた時代背景がわからないと理解が難しい。そこで並行して「魯迅を読み解く」(代田智明 東京大学出版会 2006年)を読んだのだが、魯迅の奥行きの深さが実感させられるばかりで難しい。本の帯には「プレモダンからポストモダンへ駆けぬける。激動の近代中国のなか、古さと新しさの間で苦悩する魯迅の生きざまにみえてくるものとは」と書かれている。魯迅の書いた小説「吶喊」「彷徨」「故事新編」のなかから10篇を選び出して魯迅を読み解いている。とても私には魯迅を読み解くことはできないと感じさせられた本であった。

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 頭が痛くなるような本であったので、気晴らしに「魯迅と日本友人」を開いて見た。写真が多いので魯迅がどのように日本と付き合ったかがわかる。NHKBSで「いだてん」が毎日曜日放送されている。そこで重要な役割を果たしている一人が嘉納治五郎である。彼は中国人留学生の受け入れ先である「弘文学院」(日本語を学ぶ)の創設者で、魯迅もあったことがある。魯迅も弘文学院付設の柔道館で柔道を習っている。この時代、「誓約書」が必要だったようで、「此度御門ニ入リ柔道ノ御教授相願候上ハ猥リニ修行中中止仕間敷候事」と書いて提出している。

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良寛歌集(東洋文庫556 平凡社
64 鶯はいかに契れる年のはに来居て鳴きつる宿の梅が枝
65 梅が枝に花ふみ散らす鶯の鳴く声きけば春かたまけぬ
66 心あらば尋ねて来ませ鶯の木伝(こづた)ひ散らす梅の花見に
67 霞立つ永き春日に鶯の鳴く声きけば心は和(ナ)ぎぬ
68 梅の花散らば惜しけむ鶯の声のかぎりはこの園に鳴け