鬼平犯科帳(江戸の懐古)

 1月30日(火)の朝からは、林小学校で中国人1年生への日本語学習の補助をした。
 2月1日(木)はこれまた林小学校で5年生の子に日本語。もう一人6年生がいるのだが、この時期中国では春節(農暦)で国慶節と並び国家的大行事で帰国していて徳島にいなかった。昼食は連れ合いの提案で石井町の黄琳で摂った。その後、古いパソコンを処分(無料でできる)した。
 今日は、地元の自治会の班の会議があった。来年度の自治会役員と神社総代の確認を行った。最近は、私も含めて高齢化が進行しなかなか次回の役員が決まらないのだが、皆さん快く引き受けてくれた。私の神社総代の役はこれでおしまいとなった。
 明日は、娘の部屋にベッドが届く。12畳の書斎が彼女たちの部屋に変ったので、もっと快適に暮らせるための処置だ。
  先日、CDの処分・整理について書いたが、私の部屋に一部を持ってきて聞いている。もう20年から30年ほどに集めたものなので、懐かしい曲ばかりだ。本を読みながら、中国語を勉強しながら聞いている。今かかっている曲は、トワ・エ・モアの曲で「或る日突然」である。優しい伸びやかな歌声で心に染み入る。
 「江戸の懐古」(田中優子監修 講談社学術文庫)を読んだ。
解説によると、「大正6年(1917年)の2月1日から11月12日、報知新聞に連載された著者不明の江戸論」と書かれている。江戸時代から50年ほどしか経過していないので、文章の端々にまだ江戸の匂いが残っている。今は戦後79年も経過しているのだから戦争の傷跡などほとんど見ることができない。テレビでもおなじみの長谷川平蔵鬼平犯科帳)も登場する。「人足寄せ場の制を設けて、無宿の者に宿を与え、無職の者に職を授けたる火付盗賊改加役長谷川平蔵とは、いかなる人ぞや」という書き出しから始まる平蔵像はなかなか楽しい。「鬼平犯科帳」の原作者池波正太郎もきっと、本書を参考にもしていたのだろう。
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李白、阿倍仲麻呂、こりゃこりゃ、倉敷民商弾圧事件

 今日(1月29日)は、午後から徳島大学の中国語があるので、予習をしている。今回は、『中国語で巡る「漢詩」と「三国志」の旅』の第6課、「興慶公園」(西安市)。この公園には奈良時代遣唐使阿倍仲麻呂(698年~770年)の碑がある。この碑には仲麻呂の有名な歌「天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」が刻まれている。阿倍仲麻呂の中国名は「晁卿衡」。李白唐詩の中でも有名な「哭晁卿衡」(七言絶句)が教材だ。そこで李白研究者の松浦友久先生の「李白詩選」(岩波文庫)に登場してもらい、鑑賞した。

  26日(金)は、阿波民報の残り120部を配布した。自転車に乗って配ったのだが2時間近くかかり、風が冷たかったので苦労した。
 27日(土)午後2時からはアスティ徳島で、「倉敷民商弾圧事件の無罪を勝ち取る徳島の会」の第9回総会があり、連れ合いと参加した。総会の前に連れ合いと駅前の「眉山」で昼食をとったのだが、これが大誤算であった。なんと、昼食の申し込みをして食事にありついたのが1時間後であった。いくら人気店とはいえこれはひどい
  総会では禰屋町子さんが、最近の裁判状況について報告した。弾圧事件が起こってもう10年にもなる。検察・裁判所は、これ以上無駄な引き延ばしを図らず、早急に無罪判決を出してもらいたい。

 私は、守大助さんを支援する徳島の会を代表して、以下のような連帯のあいさつをした。
台北陵クリニックえん罪事件の守大助さんを支援する徳島の会の有川です。
 本日は、倉敷民商弾圧事件の無罪を勝ち取る徳島の会総会の開催おめでとうございます。
 正月1日の能登地震の発生、羽田空港の重大な飛行機事故、そのうえ自民党の裏金事件の発覚など、今年は国民にとって厳しい事態が発生していると言ってよいでしょう。特に、自民党の裏金事件は、一方で零細企業を弾圧し、その一方で法律に反して大企業・富裕層からの金を自らの懐に収めて、政治を私する行為で、とても許せるものではありません。
 倉敷民商事件は、「冤罪」であり、納税者の権利を守って徴税強化に反対する民主商工会の活動の弱体化を狙った弾圧事件です。断罪されるべきは、無実の禰屋さんを逮捕・起訴し、犯罪をでっち上げた検察・警察と国税当局です。
 コロナウイルスの蔓延はまだまだ収まらず、企業経営、特に民商に加盟している皆さん方のように事業を維持するだけでも大変な時期に、国・検察が民商を弾圧することは正義に反します。一刻も早く民商弾圧をやめて、中小零細企業の営業を守って活動している民商を援助する事こそ、国に求められている仕事です。
 私たちの会は、皆さん方の弾圧に反対する運動にも連帯して、弱者の権利・人権を擁護するために頑張ってきています。
 来月2月10日(土)には、郷土文化会館で、第19回総会を開催します。
 今日のこの総会にご参加の皆さんの中にも、私たちの会員さんがたくさんおられますが、会員でない方も含め、多くの方のご参加をお願いして、私の連帯のあいさつとさせていただきます。ともに頑張りましょう。
 総会参加の後、急いでW石邸に向かった。年に1回「こりゃこりゃ」を行っている。5時半過ぎにW石邸に着いたが、参加者はK藤・K野と私の4人。すでに「こりゃこりゃ」は4時から始まっていて、皆さんいい機嫌でいた。おいしいお酒(今までに飲んだことがない)と料理が並んでいた(W石・K野が作った)。酒の何本かは、K野君がネットや天羽酒店で購入したものだった。私は会費の缶ビール6本と特別会費として古酒「白ゆり」(沖永良部島産の黒糖焼酎)を持参した。皆さん、最近は弱くなったと言っていたがなかなかの飲みっぷりであった。私は8時過ぎに退散した。
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簡体字練習帳、阿波民報配布

今日はだいぶ体調が回復してきたので、阿波民報の配布をした。私の担当は、あと100部残っているが、今週中には配布し終えたい。
 17日(水)は、昨年暮れから続けてきた「中国語簡体字練習帳Ⅱ」(アスク出版)の漢字を練習した。以前も書いたが、日本漢字と微妙に違うのが(筆順・書体)が400字ほど掲載されている。
 パソコンで入力すると、日本語「鬼」、中国語「鬼」となって変わりがないようであるが実は同じでない。覚えるのが大変だ。18日(木)は林小学校の日本語ボランティアに参加した。5年生・6年生が学びに来ている。私は主に6年生を担当した。上に書いたように、字が微妙に違うのでその違いも指摘しながらしている。「江戸東京物語 下町編」(新潮文庫)を読んだ。25歳まで東京に住んでいたので、見覚えのある風景・地名が登場して楽しい読み物だ。

 20日(土)は守大助さんを支援する徳島の会の役員会があり参加した。2月10日の総会をどう成功するかがメインで、参加者確認、発言準備などを討議した。
  21日(日)は阿波市の資源ごみ回収の日で、吉野支所まで車一杯の段ボールを運んだ。最近は、娘がネットで買い物をするので、段ボールが溜まること甚だしい。
 22日(月)は徳大の中国語教室があったので参加した。テキストは『中国語で巡る「漢詩」と「三国志」の旅』(朝日出版社)で、私は途中参加だったので、第5課「大雁塔」からだった。二人の男女学生が中国各地の有名な漢詩が歌われた場所を訪問する内容だ。登場する漢詩はどれも有名なものばかりで、第5課の詩は李白の「子夜呉歌」であった。テキストは簡体字で書かれている。
 長安一片月
 萬戸擣衣聲
 秋風吹不盡
 總是玉關情
 何日平胡虜
 良人罷遠征
子夜呉歌(しやごか) 李白
長安(ちょうあん)一片(いっぺん)の月
萬戸(ばんこ)衣(い)を擣(う)つの聲(こえ)。
秋風(しゅうふう)吹いて尽きず、
総(すべ)て是(こ)れ玉関(ぎょっかん)の情(じょう)。
何(いず)れの日か胡虜(こりょ)を平(たい)らげ
良人(りょうじん)遠征(えんせい)を罷(や)めん。
現代語訳
長安の町を満月の光が隈なく照らしている。
どの家からも衣を打つ砧の音がする。
秋風は吹き止むことがない。
こうした物事すべてが、玉門関の彼方にいる夫への思いをかきたてる。
いつになったら夫は夷敵を征伐して遠征から戻ってこれるのだろうか。
 先生が、もっと詩の内容と良さを説明してほしかった。
 23日(火)は林小学校で1年生を相手に日本語の学習をした。
 24日(水)は午前中が文学書道館で中国語学習、午後からは健生病院内科に受診した。血液検査もした。
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CD整理など

 引き続き体調がよくないので、家で大方過ごした。
 7日(月)は朝9時から、マルナカ柿原店前で、寒いなかあわ9条の会のスタンディングに参加したのが悪かったのだろう。4人の参加だった。
 10日(水)の文学書道館での日中友好協会の中国語は、欠席した。11日(木)の林小学校の日本語ボランティアは参加したが、どうも声がおかしかった。その後、正月に片づけができていなかった部屋の整理をした。主に、数百枚もある音楽・落語CDや手紙を整理した。
 13日(金)の夜は、神社の行事があり参加した。年末年始の行事は参加できなかったので、少し無理をしたが近所付き合いのためで仕方がない。
 14日(日)の阿波市日本語ボランティア(今回は習字)も不参加。林小学校の中国人小学生の習字の作品がラインで送られてきた。日本では、小学生への習字教習が行われているが、中国ではどうなのだろうかと調べてみると、週1回ほど行われているようだ。字の出来は、日本人と中国人とはそれほど違いはないようだった。
  16日(火)は小学1年生の授業に参加した。担当のSさんによると、徳島に来た当座よりだいぶ進歩している。読み書きもしっかりしてきた。この日は、彼が書く漢字の筆順に注意して、訂正させた。日中で筆順が違う漢字がたくさんあり、そのうえ私も筆順があいまいなので、スマホでの確認が大変だった。
 17日(水)は日中友好協会の中国語に参加した。今回はテキスト「起きてから寝るまで中国語表現 1000」の第6章であった。見学者の女性が参加した。若いときに中国人から習ったそうで、発音は比較的良かった。続けてくれると嬉しいのだが。中国語学習の前に点眼薬が少なくなってきたので、健生病院の眼科を受診した。疲れてくると、視界がはっきりしなくなってくる。
 昨日、小中学校で同級生だった、駒ケ根に住む友人から随筆「第6集 《どうする災害》」が送られてきた。文章が一定まとまると送ってきてくれる。昨年9月から12月末の文章で、また、ゆっくり読んでみようと思う。
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謹賀新年、「風水先生 地相占術の驚異」

 あけましておめでとうございます。元旦の今日は良い天気でした。風もすがすがしく感じられましたが、残念ながら体調は昨年から引き続きよくありません。
 1年の計も頭に浮かんでこないので、目標は「ぼちぼちする」ことにしましょう。28日に水戸の娘一家は、インフルエンザとともに戻っていきました。早く治ってほしい。今朝の娘との会話ではだいぶ良くなったようで一安心。長女たちが帰った後、部屋の配置変えをした。14畳の書斎を、孫(小4,6歳)たちの部屋として、無償譲渡した。さっそく、彼らが使いやすいように家具の配置を考えたようだ。
 昨年の目標は、1日1万歩以上歩くということだった。結果は、平均10,437歩だった。7.8.9月は猛暑のため1万歩歩くことはできなかったが、他の月でカバーできた。
 11時前に連れ合いは次女・孫を連れて、近くに住む連れ合いの実家に新年のあいさつ行った。戻ってきたら、今度は連れ合いの上の弟夫婦が、甥・姪一家総勢9人でやってきた。甥・姪の子どもたちにお年玉を。
 昼食を済ませ、ベッドで一休み。少しは疲労回復になるか?前途多難な新年の幕開けである。
  年末に読んだのは、荒俣宏の「風水先生 地相占術の驚異」(集英社文庫)であった。風水は「最新のランドスペーク学としてあらためて見直されている」そうだが、この本は30年ほど前の本で今でもその効力はあるのだろうか。
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体調不良、長女一家来る

22日(金)・23日(土)とメダカの池には氷が張り、雪もちらついてきた。体調は相変わらず悪く、今日にいたるまで本調子でない。孫たち3人も相次いでインフルエンザに罹患した。連れ合いもだ。水戸の娘たちが来るので心配だったが致し方がない。
 24日(日)は林公民館で日本語講座の餅つきがあったので参加した。インドネシアの若者6人、中国の3人の小学生も参加して、楽しいイベントだった。
 25日(月)は水戸の娘が子供二人を連れてくるので、迎えに行った。3人とも元気そうで何よりだった。連れ合いはコロッケをたくさん作って大歓迎の意思表示。クリスマスも今日に延ばして、ケーキを用意していた。26日・27日は体調不良のためダウン。こんな年末は久しぶりだ。
 私が送っていけないので次女は仕事を休んで、松茂のバスターミナルまで長女一家を送ってくれることになった。トランプをしたりしていとこ同士、交流を深めたようだ。
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踏んだり蹴ったり、「野菊とバイエル」

 踏んだり蹴ったりである。8日(金)阿波高校前での赤紙配布を連れ合いらと行った後、車が動かなくなった。ロードサービスを呼んで応急措置を講じてどうにか動けるようにしてもらった。自動車屋に行くとバッテリーの交換が必要で、12,000円の出費になった。またカーコンポの調子が悪く(カーナビ機能は数年前から使えない)USB・CDも使えなくなった。オートバックスに行って買い替えることになった。45,000円ほどかかるという。ところがである。今朝、車を動かそうとするとまたエンジンが掛からないではないか。仕方がなくオートバックスの予約をキャンセルすることにした。ところがである、娘がネットでエンジンが掛からない原因を調べると、私の操作上のミスが判明した。レバーの位置が悪くて掛からなかったようだ。何とかなったので、またまたオートバックスに電話して、予約のキャンセルのキャンセルをしてもらった。
 5日(火)と7日(木)は林小学校で日本語教育の補助を行った。今日は林公民館で阿波日本語教育の日であったが、風邪気味のため参加を見合わせることにした。
  6日は、風呂場のシャワーのお湯がなかなか出ないため、業者に見てもらった。2分も3分もなかなかお湯が出てこないのである。応急措置をしてもらって部品の交換をすることになった。どうやらメーカー側の問題で、費用はいらないということであった。
 干刈あがたの「野菊とバイエル」(集英社文庫)を読んだ。2006年にモウラという古書店(今はもうない)で、「ウホッホ探検隊」「アンモナイトをさがしに」「樹下の家族・島唄」「黄色い髪」「ゆっくり東京マラソン」と一緒に買った。干刈あがたは2006年にエラブに行った時、従妹の連れ合いが教えてくれたものだ。著者の両親は私と同じで沖永良部島出身である。1943年生まれで1992年に胃がんで亡くなった。作家としては10年ほどの短い活動であった。本書は作者が住んだ東京の青梅市の様子が出てくる。町の様子は私が住んだ大田区馬込とそれほど違わない。たくさん出てくる小動物や景色を見ていると、懐かしさがこみあげてくる。また着物の伸子(しんし)張りや布団の綿の入れ替えの様子なども、私の母もしていたのでよく理解された。干刈あがたの書いた「島唄」を従妹の連れ合いが勧めてくれたので、読む気になった。そこにはエラブの景色・人情が書かれていた。詳しくは、私の本「孺子の牛」(2008年5月)で紹介した。「島の仲間が集まるたびに、酒を飲み三味線をもって島の唄を歌い踊るのである。私たち夫婦の仲人をしてくれた小父さんがいて、この人は酒も好きだが、三味線も得意でよく聞かせてくれた。」
 年末には息子夫婦、長女一家が我が家に来るので、キッチン・廊下・12畳の書斎の大掃除をした。掃除機をかけて、水拭きをして、ワックスをかけたのだが、おかげでまた少しばかり腰痛が出てきた。そこで8日の自力整体は休むことにした。
 エプソンのプリンターを私の部屋の移動したのだが、どういうわけかスキャンしてみると画像がゆがんでしまっている。「没办法」である。お手上げ!

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