中野議員再選、「野呂邦暢ー古本屋写真集」、「中国の名筆」

 阿波市議会選挙の投票が27日に行われ、中野あつしさんは18位で当選することができた。4年間、議会ごとに質問に立ち、毎回議会報告を作って(あわ民報)市民に届けた成果でしょう。地元の方を始め、多くの方の支援を受けた。
 27日の昼食は孫たちの要望と連れ合いの提案で藍住町のうなぎやでうなぎを食べた。みな喜んでいたが、以前食べたのがいつだったか私も久しぶりであった。
 昨日はきのこハウスの理事会があった。大きな課題がいくつかあるが、職員養成がいつも最大の課題だろう。
 「中国の名筆 三希堂法帖」(中国カラー文庫第16巻 1984年8月)を読んだ。三希堂法帖は清の乾隆帝の勅命により、魏・晋・南北朝から明にかけて王義之・王献之・欧陽脩などの歴代の書家135名、340点の作品が収められている。この法帖は北京市北海公園太液池のほとりにある閲古楼に納められている。日本の書を学ぶ人にとっても貴重なもので、この法帖(ほうじょう)を手本にして習練している人が多くいると聞く。私はカナクギ流で書にはほとんど興味がない。

 どこのページも漢字の書ばかりで、書かれている内容の訳が書かれていないので私にはさっぱりわからない。中国でももっとも有名な王義之の書を紹介する。

 「野呂邦暢 古本屋写真集」(ちくま文庫 2021年11月)を読んだ。野呂邦暢を知ったのは、以前にも書いたが「昔日の客」(関口良雄 夏葉社 2010年12月 三茶書房1978年10月の復刊)に描かれた野呂であった。関口は長野生まれで東京大田区大森に古書店山王書房を開いていた。私は中学・高校時代に通学の途中なので何回か通った。1960年初であった。野呂は長崎から上京して山王書房の近くに短期間(1970年代初)暮らしていてよく通った。関根の本のタイトルと同じ一文に野呂のことが懐かしさを込めて書かれている。

 本書には1970年代に野呂が通った神田や早稲田の古書店の写真が100枚ほど収められている。私にとっても懐かしい風景だ。本書は岡崎武志小山力也の二人が編集し対談もあり、野呂の生きざまが語られている。岡崎は「夕暮れの緑の光 野呂邦暢随筆選」(みすず書房 2010年5月)を編集している。この本の「s書房主人」で野呂は山王書房の関口店主について書かいている。野呂が長崎に帰る前に山王書房に立ち寄って今までに買いたいと思っていた豪華な写真集を差し出すと、黙って3分の2に負けてくれたというのだ。私にもこういう経験があった。本好きの客にはそういう店主であった。
 明日は、直腸ポリープ切除手術。
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