新型コロナウイルスの流行、雨、講師の変更、急な事務局長の病気(心配はない)など、不安材料がたくさんあった総会が無事に終わって、一安心している。
昨日(2月29日)は50人余りの来賓、会員などが集まり心配していた総会が終わった。役員の皆さん各人がそれぞれの役割を果たしてくれたおかげである。特に、各地で多くのイベントが中止・延期に追い込まれており、どのくらいの参加があるか、役員一同心配していた。高知・香川からも参加者があり、それぞれのとりくみのお話をいただいた。感謝である。
また講師の変更は、確かにご高齢の袴田秀子さんが、この時期遠路徳島に来るのは、袴田弁護団が案じるのは当然であった。しかし、代わりに急遽講師を引き受けてくれた山崎俊樹さんは、40年近く秀子さんに寄り添って支援してきた方で、袴田事件の隅々まで知っていて、彼の地の運動を推進してきたことが理解されるお話しだった。
徳島新聞にも総会・講演会の様子が記事にされた。
私の会長あいさつは、以下の通り。
世界的な新型コロナウイルスの流行で、外出もままならなくなっていますが、ご参加の皆さん、誠にありがとうございます。
私たちの会も、15回目の総会を迎えることになりましたが、来賓の皆さん、ご参加の皆さん、会員の皆さんの、何としてでも守大助さんのえん罪を晴らしたいというお気持ちが、私たちの会の運動を支えています。
今日の総会には、袴田秀子さんが来られる予定で準備をしていましたが、袴田事件の弁護団から、今の時期に秀子さんが徳島のような遠くに行くことは危ないので見合わせたいとの連絡がありました。
本人は来るつもりのご様子でしたが、なるほど87歳のご高齢である秀子さんにもしものことがあったら、それこそ袴田巌さんのえん罪を晴らす運動に大きな支障が出てしまいます。
そこで袴田弁護団に、代わりの方を紹介していただくことになりました。新しい講師は「清水袴田救援会」の事務局長・山崎俊樹さんです。急な要請にもかかわらず快くその役割を引き受けていただきました。どうもありがとうございます。
山崎さんは長年、袴田事件にかかわって、弁護団とともに巌さん・秀子さんを支えてきた人です。きっと、私たちの運動に役立つお話が聞けることと期待しています。講演のタイトルも「袴田巌さん・秀子さんと共に40年」となりました。
全国の守大助さんを支援する会・守る会と協同して、再審開始・えん罪をはらすことができるよう、この総会を成功させたいと考えます。ご参加の皆さんの熱心なご討議をお願いして、私の挨拶とさせていただきます。
●仙台北陵クリニックえん罪事件の守大助さんをご支援ください!
506 此山のもみぢも今日は限りかな君しかへらば色はあらまし
507 もみぢ葉の散る山里はききわかぬ時雨する日もしぐれせぬ日も
508 木の葉散る森の下屋は聞きわかぬ時雨する日もしぐれせぬ日も
509 山里はうらさびしくぞなりにける木々の梢の散りゆく見れば
510 ひさかたの降り来る雨か谷の音(と)か夜のあらしに散るもみぢばか