平和写真展、阿波民報13号、「町を歩いて、縄のれん」(太田和彦 集英社文庫)

 先月29日(火)は午前10時から午後3時まで、シルバー大学院の講義があった。この日の講義は、「地方創世の取組み」(坂本優子・日本航空徳島支店)と「にし阿波地域の観光地域づくりについて」(坂本正志・そらの郷)であった。皆さん、コロナウイルスの蔓延で運営に大変苦労していることが理解された。とにかく、観光客が来ない。県外から客を寄せるだけでなく、県内でどうするか頭を悩ませている。「地方創世の取組み」の話は、日本航空の取組みが主で(それは大変努力しているようだが)地域のひとや企業、行政との協力・共同がどうなっているのかの話が少なくて残念だった。にし阿波地域(美馬市三好市つるぎ町・東みよし町)というと、剣山・祖谷のかづら橋・大歩危小歩危が有名だが、最近ではその地域に住んで住民との交流を図る人も増えてきている。この地域、「世界農業遺産」にも認定されている。県外から我が家に遊びに来たら、必ずこの地域を案内している。

 今年も平和写真展がいろんな方々の協力も得て始まった。毎年、10か所ほどの地域で原爆パネル、徳島大空襲パネルの展示などを行っているが、今年は広島の高校生が被爆者に聞きとりした話を基に描いた絵が加わった。30日(水)には吉野中央ふれあいセンター、一条ふれあい会館で平和写真展が始まった。ともにいろんなサークルがここで活動しているので見てくれる。連れ合い、Iさん、私で館員のお手伝いももらって展示した。

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 「町を歩いて、縄のれん」(太田和彦 集英社文庫)を読んだ。

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 著者は私と同年齢。写真も多くて楽しい本である。私は、居酒屋に行くことはほとんどない。静かに家で飲むだけである。著者が居酒屋で出会った人々との交流を、とても楽しんでいる様子がわかる文章である。

 「競馬、競輪、パチンコ。ギャンブルも何が面白いのかさっぱりわからない時間の無駄でしかない。働かないで金を得ようとは浅ましくないか。他人から金をまきあげてうれしいか。ギャンブル好きの男は信用しない。カジノ設置に熱心な安倍ナントカは、負ける方が多いに決まっている賭博で持ち金を争わせてテラ銭(30%とか)を取ろうという下賤な奴だ。」と書いているが、全くその通りだ。

 阿波市6月議会も終わり、中野厚志議員が「阿波民報」の原稿を持ってきた。早速A4で4ページの第13号を作った。作ったからには市民のところに届けなければいけない。ますます暑くなる中大変だ。

 

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良寛歌集(東洋文庫556 平凡社)

1051 いづこへも立ちてを行かむ明日よりは烏てふ名を人のつくれば

1052 いざなひて行かば行かめど人の見てあやしめ見らばいかにしてまし

1053 いざさらばわれもやみなむここのまり十づつ十を百(もも)と知りなば

1054 いざさらばわれは帰らむ君はここにいやすく寝ねよはや明日にせむ

1055 沖つ藻のかよりかくよりかくしつつ昨日もくらし明日も暮らしつ

 良寛歌集の短歌部分は、1145番で終わる。後には旋頭歌・長歌があるのだがそれは省略しよう。守大助が獄中で書いた詩集「僕は 無実です」があるので、それを掲載しようと思っている。