徳島新聞社説「国は公平な救済に改めよ」

 2日連続の雨である。少し寒い。

 今朝の徳島新聞社説(4月29日)に、一昨日のB型肝炎訴訟最高裁判決について社説が掲載された。「国は判決を重く受け止め、不平等な救済制度を早急に改めるべきである。」と書かれている。

 注射器の使いまわしで、B型肝炎ウイルスがうつることは早くから知られており、当時の厚生省もその危険性を認識していたが放置され、B型肝炎患者が激増する原因が作られた。B型肝炎は40年ほど前には、結核に次ぐ現代の「国民病」と言われてきた。しかしその実態は、国が作り出した病気であった。国によって作り出されたB型肝炎に対して、その生活保障・就労保障・完治する薬の開発をするのは当然のことである。今までに多くの薬害などがありその都度厚労省は「反省」をしてきたが、今回の新型コロナウイルスの蔓延を見ても、全くこれまでの経験・知見が生かされていない。

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良寛詩集(東洋文庫556 平凡社)

971 この海ののぞみの浦の雪海苔しかけてしぬばぬ月も日もなし

972 越の海のぞみの浦の海苔を得ばわけて給はれ今ならずとも

973 越の海沖つ波間をなづみつつ摘みにしのりしいつも忘れず

974 世の中は変わりゆけどもさすたけの君が心はかはらざりけり

975 あらたまの年は経(ふ)れどもさすたけの君が心は忘られなくに