守大助さん、大掃除、「島之道紀行」

 今年最大の無念なことは、守大助さんの再審開始が実現しなかったこと。理由はいろいろあろうが、支援する会の力が十分に結集できなかったことによるだろう。
 我が家の重大ニュースは、①次女一家のために家を大改装したこと ②長女・加那が茨城県議に3回目の当選を果たしたこと ③お互いに元気で結婚50周年になったこと、となるだろう。
 年末なので大掃除をした。私の担当は庭・窓ガラス(内・外)・書斎・廊下・食堂の床・自分の部屋で、3日もかかった。とにかく、動作が遅くなって時間のかかることおびただしい。
 昨晩は、孫たちの要望で寿司郎に夕食に行った。回転寿司はあまり好きではないがしかたがない。皆さんおなか一杯になるまで寿司をつまんで、大満足のようであった。特にKaedeくんは20皿も食べて、おなかが痛くなったようだ。
  今年最後に読んだ本は「道之島紀行」(榮喜久元 丸山学芸図書 1993年12月)。「道之島」とは薩南の島々から波照間島を指しているようだ。著者はその範囲にある与論島出身(1923年生)である。鹿児島県の高校教師・県立図書館の奄美分館長などを務めていた。足しげく沖縄諸島奄美諸島の歴史・文化などを調査して回り、記録にのこしている。この本を買ったのは出版された年であったが、今まで長い間積読であった。多分、本書には両親の故郷・沖永良部島への言及があったからだろう。奄美諸島は、長い間島津藩琉球王朝のはざま、例年やってくる台風に翻弄されていた。本書の一番古い文章は1971年で、書かれたのは1987年までである。現在からみるともう半世紀も前の島々の様子だから大変貌を遂げ、ここで書かれたことはもう見ることもできないことが多いだろうし、私が小学5年の時に見た沖永良部の景色はないと思うと少し寂しい感じがする。

 温室は暖かいのか、姫月下美人が蕾をつけるが咲くまでには至らない。廊下の手ぬぐいを少し入れ替えた。



 皆さん、来年もよろしくお願いいたします。
●ロシアのウクライナ侵略は、国際法に反するもので、ロシア軍が直ちに撤退することを要求する!
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●仙台北陵クリニックえん罪事件の守大助さんをご支援ください!
富士茂子遺歌集(埋み火 1984.4 柏原千恵子編)
母と子
〇十余年受けし互いの迫害もいたわり合えず寄りつかぬ子等
〇逢えば泣くその一瞬の幸せのため耐えてきし想い深かり
〇あからさまにここが悪いと云えぬ迄長き疎遠を経てし母と子
〇知らないと自分以外は語らないいつか大人の子等の分別
〇なけなしの子が小遣いで買いて来しみかんが喉につかえる想い