2年半ぶりのB型肝炎訴訟裁判傍聴、阿波民報第17号、「日本共産党」(中北浩爾 中公新書)

 7月11日(月)は徳島大学公開講座。今回も第4課の学習。皆さんに文章の音読をさせられる。私たちの建物の横に学生会館があり、食堂・売店が入っている。売店に立ち寄ってみると大学だから当然のこと、本が並べてある。見てみると「新入生にすすめる私のこの一冊」というパンフがあった。無料だったので1冊いただいて見てみた。大学の教職員が今年の新入生に進める本が紹介されている。徳大には、総合科学部・医学部・歯学部・薬学部・理工学部・生物資源産業学部・教養教育院などがあり、自分の専門外の図書も紹介している。100冊ほどが紹介されている。私が興味をひかれたのは、饗場和彦さんの「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」(講談社現代新書)、「権力は腐敗する」(毎日新聞出版)、大村和人さんの「魯迅 人・鬼の葛藤」(岩波書店)、「とびらをあける中国文学 日本文化の展望台」(新典社選書)であった。パンフの後ろには「読書マラソンを始めよう!「大学4年間で100冊以上の本を読もう!」と書かれていた。そうすると、1か月2冊読むという事になるのだが、これではあまりにも寂しい。学生の読書離れは相当進んでいると見なければならず、先生方も相当苦労していると感じさせられた。

 12日(火)は特に何もなかったので、ぶらぶらして家の周りの整理をした。

 13日(水)は、1時半から健康班会があったので連れ合いと参加した。今回からは昼間に開催することになった。テーマは「しびれについて」。しびれの原因は、「手根管症候群」「胸郭出口症候群」「脳梗塞」など原因は多岐にわたるとのこと。日常生活でできるしびれ対処法として、①体の柔軟性 ②同じ姿勢になり続けない ③体を温める ④定期的な運動 だそうです。4時からは陽光学院の中国語。

 14日(木)は家で雑用をした。

 15日(金)は2年半ぶりに大阪地裁でB型肝炎訴訟裁判の傍聴があったので参加した。コロナウイルスの影響で、2020年1月24日以来のことであった。裁判では原告番号5218番の女性(69歳)が意見陳述をした。離婚をして働きながら3人の子どもを育てた方だ。体調が悪くても病院に行けない。40歳ごろの検診で分かったのだが、医師のB型肝炎に対する指導が不十分で、今は肝硬変に進んでいる。それでも積極的に前を向いていて原告団の活動にも参加したいと語っていた。裁判の後は場所を移して報告集会があったので参加した。久しぶりに見る原告・弁護士の顔、やはり直接会って話すのでなければいけないと感じさせられた。次回期日は9月16日。徳島・阿波市から大阪へのバスは、片道3時間もかかり疲れた。

 中野議員から6月議会の報告が届いたので、阿波民報17号を発行するために少し校正をした。参議院議員選挙のため遅れていたので、7月中には発行しなければいけない。

 「日本共産党」(中北浩爾 中公新書)を読んだ。本屋では思いのほか売れているようだ。副題が『「革命」を夢見た100年』となっているが、共産党は7月15日に党創立100年を迎えた。政党としては日本で一番の老舗だが、その歴史は紆余曲折、躍進も後退もあり、権力からの弾圧や路線を誤った時には国民の支持を失ってしまった時期もある。今は低迷期だと思うのだが、浮上には内にこもるのではなく大変な努力がいるだろう。著者は日本共産党が路線転換するとすれば「一つの選択肢は、イタリア共産党のような社会民主主義への移行」、「もう一つの選択肢は、民主的社会主義への移行」と言っているのだが、果たしてどうなるのか。 

 

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