浴室リフォーム、「福島原発事故10年後のゆくえと新たな課題」(佐藤政男)

  先日、先先日と連れ合いと、浴室のリフォームのためメーカーなど4社のショウルームを見てきた。今の浴室は15年余り前に設置したユニットバスだが、だいぶ劣化ししかも黒カビがなかなか取れない。どこの会社のユニットバスも清潔そうで掃除もしやすく、なかなか機能も充実している。私が購入しようと思ったものはそれほど高級バスではないが、それでもメーカー希望小売価格は140万円する。それ以外に設置費用や取り壊し費用などがたくさん掛かるようだ。じっくり時間をかけて決めなければいけない。

 「福島原発事故10年後のゆくえと新たな課題」(合同出版)を読んだ。著者は以前、徳島文理大学の薬学部教授を務めていた。そこで、B型肝炎の患者講義をしたときには、大いにお世話になった。文理大学を退職してから、ご夫婦で古里の福島に帰り復興に尽力している。以前、「原発事故6年目 現地情報から読み解くふるさと福島」も書いて、現地の状況を発信している。福島の現状を考えるにつけて、「本当の復興の基盤とは『どんな人も平穏な生活を取り戻すこと』ということを、改めて確認したい。」と書いている。しかし、菅政権の考えは、著者の考えと真逆の道を進んでいるとかしか思えない。現地から発信し続けることと、それを支え続けることが大事だと、感じさせられた。2月20日の守大助さんを支援する徳島の会の総会でも、この本の紹介・普及をする予定だ。

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良寛歌集(東洋文庫556 平凡社)

891 しぶ柿は二つなければみ仏の非仏のみこゑなしとてもそれ

892 君ませば月日なけれどひさかたの天のみ殿もあらはれぞする

893 ゆきゆきて宝の山に入りぬれば仮の宿りぞ棲処(すみか)なりける

894 心をば松にちぎりて千とせまで色も変わらであらましものを

895 あしたには後の山に薪こり夕べは軒の流れをぞ汲む