シルバー人材センター・「青春の架け橋」、守大助君誕生日

 5月中旬に行われる予定だったHSK中国語試験の、正式な中止が決まった。これで少しは受験の緊張感が取れたが、いつ再開されるのか見当がつかない。ここ2日ほど、庭の片づけをした。毎年、裏庭にたくさんの枯れ枝や落葉を積んでいるのだが、一昨日シルバー人材センターにお願いして処分してもらった。軽トラに2台分あった。ついでに、枯れ枝などの置き場所を道路に面した、前庭に移動した。囲いも作り少しは処分の時の作業が楽になるだろう。

 今日(29日)は、古くからの知人が著書「青春の架け橋」(清風堂書店 正木美帆)を送ってきてくれた。彼女の連れ合いは、彼女と共に筋ジストロフィー症と一生涯闘った方だ。

 本の帯には、こう書かれている。「障がいがあっても一人の人間としての尊厳を守りたい.......社会の一員として普通に暮らしたい......あきらめることなく、より良い変革を望み続けた青年の生きざま」

 ゆっくり、読んでみたい。

 現在の徳島病院に入院していた彼(正木宏さん)は、そこに併設されていた看護学校の生徒だった、彼女と知り合った。私が彼女を知ったのは、1984年4月に彼女が徳島県看護専門学校保健婦助産婦科を卒業して、当時私が勤務していた徳島健生病院に入職したからだった。なかなか活発で、ものおじしない性格を持った人だった。

 送ってくれた本を手にして、私は彼女が紹介してくれた一冊の本を思い出した。筋ジストロフィー症について書かれていた。もう34年も前の話である。それが、「美土里くんありがとう」(1984年6月 きたがわてつ・林容子 あけび書房)であった。美土里君と両親の病気に負けない深い愛情と信頼が描かれていた。

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 守大助君の誕生日は昨日であった。徳島の会の役員は、彼に誕生祝の手紙・はがきを書いて送った。49歳になる。彼が無実なのに囚われて20年になる。こんなに不当なことはない。新型コロナウイルスの蔓延で、ただでさえ不自由な彼らの生活は、面会もできず、行動もさらに制限されている。

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良寛歌集(東洋文庫556 平凡社

576 さ夜あらしいたくな吹きそさらでだに草の庵はさびしきものを

577 谷の声峰の嵐をいとはずばかさねて辿れ杉のかげ道

578 松風かふりくる雨か谷の音(と)か夜はあらしの風のふくかも

579 たまさかに来ませる君をさ夜嵐いたくな吹きそ来ませる君に

580 忘れてはわが住む庵と思ふかな杉のあらしの絶えずし吹けば