あわ9条の会、「今日は何の日、富士山の日」(田代博 新日本出版社)

 4日は、毎月恒例のあわ9条の会の宣伝行動があった。マルナカ柿原店には5名が参加した。みんなのアイドルのYさんは、用事があったようで不参加。暑くもなく寒くもなく、気持ちよく宣伝できた。6日の晩は我が家であわ9条の会の事務局会議があり、3日の徳島9条の会による「9条まつり」の報告や、これからの予定について話し合った。

 「今日は何の日、富士山の日」を読んだ。これは8月に静岡で行われた日本母親大会で購入した。母親大会の第30分科会の「富士山の自然と歴史・文化、富士山を守るために」があり、私もこの分科会に出席した。著者の田代さんが講師の一人を務めた。

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 10年前に書かれた本だが、いろんな方向から富士山を紹介している。富士山の呼称、どこから見えるか、歴史などなど興味を惹かれることばかりであった。

 今では、飛行機から富士山を見ることが多い。一度登ったことはあるが。しかしもう50年ほど前は違った。私が生まれたのは東京都大田区馬込。家の近くに臼田坂がありここからも見ることができた。高校を卒業してからは世田谷区の岡本に移転した。すぐ近くにある二子多摩川園駅からも富士山を見ることができた。江戸時代だったら、江戸のどこからでも富士山を見ることができ、今よりずっと富士山を身近に感じたのではなかろうか。

 著者は、富士山が自衛隊の大演習場となり、米軍や自衛隊の演習による砲弾で破壊されていることを憂えている。著者は以下の通り書いている。その通りと思う。

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良寛詩集(東洋文庫556 平凡社

 良寛詩集にも富士山を描写している歌があった。まじめに調べたらもっとあるのだろう。

646 富士も見え筑波も見えて隅田川せぜの言の葉たづねても見む

647 言の葉もいかが書くべき雲霞晴れぬ今日の富士の高根に