国民救援会徳島県本部大会、きのこ祭り

 9日(水)の夜は、我が家であわ9条の会の事務局会議があった。当面の活動などを確認した。また、先日あった阿波市議会の議会報告などを「阿波民報」で市民に報告するため、編集作業をした。中野市議の議会での質問などが報告されている。

 12日(土)は午後から徳島市内で「第45回日本国民救援会徳島県本部大会」があったので、守大助さんを支援する徳島の会からも参加した。私は会を代表してあいさつを行った。また、川上事務局長が会の取り組みなどについて報告した。40人余りが大会に参加したが、倉敷民商弾圧事件や徳島市の記念オーケストラ問題、徳島市の広域ごみ処理問題などが報告され、救援会の幅広い活動がよく理解された。この日は、東京から日本国民救援会の代表、今市事件の事務局長が来る予定だったが、飛行機が欠航になり参加できず、話を聞くことができなかった。

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 私のあいさつは、以下の通り。

 「日頃は、日本国民救援会徳島県本部の皆さんには大変お世話になっています。救援会は国民の人権、権利を守るうえで、なくてはならない存在です。仙台北陵クリニック筋弛緩剤えん罪事件の守大助さんを支援する徳島の会のわたくしたちも、救援会に大変ご援助をいただいており、感謝申し上げます。
10月3、4日、徳島で第62回日本弁護士連合会人権擁護大会が開かれました。「えん罪被害救済へ向けて」のシンポには、弁護士や市民ら500人以上が参加しました。
シンポではジャーナリストの江川紹子さん、映画監督の周防正行さんが対談しました。周防監督は痴漢事件の取材体験から、否認すれば長期に勾留される「人質司法」で、小さな事件でもえん罪が生まれているのではないかと語りました。
江川さんは「検察調書は驚くほどまとまっているが、切り捨てられた部分に大事なことが含まれていることがある」として証拠の全面開示の必要性を強調し、「再審の審議も公開してほしい。裁判員のように市民参加の制度が必要ではないか」と訴えました。トークセッションに参加した各えん罪の被害者もその経験をかたり、検察庁・警察・裁判所の非道ぶりが改めて明らかにされました。
また、会場では徳島ラジオ商事件の記事と富士茂子さんのにこやかな顔の大きなパネルが展示されていました。この事件で徳島県救援会が果たした役割は大変大きなもので、私たち徳島の会の活動も、この先人たちの経験に大きく依拠しています。
 今年8月の静岡県で開かれた第65回日本母親大会では、大助さんのお母さん(祐子さんが)再び全体会で息子の無実を訴えました。えん罪事件で大助さんが逮捕・服役させられて20年近くになります。一日でも早くえん罪を明らかにして彼をご両親の元に返すことが、全国各地の大助さんを支援する会の願いです。
 救援会の会員の皆さんには資料も見ていただいて、最高裁判所宛の再審開始を求める署名、まだ徳島の会にご加入されていない方には徳島の会へのご加入を、ぜひお願いします。
 毎年、大助さんのことでは挨拶させていただいていますが、どうかよろしくお願いいたします。」

 13日(日)は共同作業所きのこハウスの「きのこ祭り」があり、連れ合いと参加した。会場も広くなり、多くの作業所のテナントでの販売、歌や踊りがあり、楽しい時間であった。台風19号の影響で実施をどうするか悩んでいたようだが、寒かったが晴れて理事長や職員たちは一安心。私は、きょうされんの書籍の販売コーナーを担当した。

 2人の県議、徳島市長も来て買い物したり踊りを見たりしていた。きのこハウスの活動の広がりを実感させれれた。連れ合いもシイタケなどたくさん買い込んでいた。毎年の楽しみであるようだ。参加者は600人ほどだったという。

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良寛詩集(東洋文庫556 平凡社

341 ささの葉にふるやあられのふるさとの宿にもこよひ月を見るらむ

342 小烏のねぐらにとまる声ならで月見る友もあらぬ山住み

343 わたつみの青海原はひさかたの月のみ渡るところなりけり

344 鳰の海照る月かげの隈なくば八つの名どころ一目にも見む

345 えにしあれば二歳(ふたとせ)つづきこの殿に名だたる月を眺むらむとは

※鳰の海(にほのうみ):近江の琵琶湖