昨晩は我が家であわ9条のの事務局会議があった。Iさんが忘れていたので、当面の行動の確認と会報89号について話し合い、短時間で終わった。私の原稿の担当は、3月3日の徳島9条の会総会報告であったが、ブログに掲載したものを借用した。
今朝、家の裏に行ってみて驚いた。給湯器からたくさんの水が漏れている。早速メーカーに問い合わせたが、設置してすでに17年も経過しているので、もう部品がないかもしれないということだった。1回修理したことがあるが、修理してもすぐにまた壊れるかもしれないので、買い替えるしかない。2時過ぎにメーカーから見に来るが、近頃は臨時の支出が多くどれくらいかかるか心配である。
「魯迅全集 第9巻」(集外集、集外集拾遺 675p)をようやく読み終えた。2月の中旬から読み始めたので、2か月もかかってしまった。集外集拾遺には魯迅の詩が多く掲載されている。昔、「魯迅詩話」(高田淳 中公新書 1971年)を読んだ。本が書かれた時期は、ちょうど毛沢東主導による文化大革命(1966年~1976年)の動乱の時期で、その影響を少しは受けている。魯迅の詩は日本人に求められて書かれたものも何首かある。
魯迅が上海で住んでた時に、増田渉・鹿地亘とともに、内山完造はもっとも魯迅と親しく付き合った。日本の文学者たちが、内山完造の紹介で魯迅と会っている。
魯迅が内山完造に送った詩があり、今でも神田の内山書店に飾られている。
「ニッポンぶらり旅」(山の宿のひとり酒 太田和彦 集英社文庫)を読んだ。ブックオフで見つけて買ったのだが、楽しい本である。歯切れがよくて下手なうんちくがないのがよい。行った先々で好かれている。彼が行ったところに行ってみたくなる本である。特によかったのが「あとがきにかえて」の中の一文。少し長いが紹介する。
「というわけで旅する老後だが、心には大きな不安がある。それは今の安倍内閣だ。眼前の問題には目もくれず、ひたすら戦前の日本国家への法整備に熱中する異様さだ。戦争のための人殺し武器を海外にセールスし、頼まれもしない外国の戦争まで引き受けようとする。自衛隊の文官統制は勝手にはずす。これほど戦争したくてたまらない首相は東条英機以来だ。『私が最高責任者』『この道しかない』という自分に酔った狂信的な姿は容易にヒットラーと重なる。ナチスに学べと放言する男を側近におき、得々と『八紘一宇』をとなえる無知そのものの代議士を足下におく無神経。お粗末なお友達をNHKや法制局に送り込む権力の乱用。」(2017年3月)
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134 朝菜つむ賤が門田の田のあぜにちきり鳴くなり春にはなりぬ
135 くがみ山雪ふみわけて来しかども若菜つむべく身はなりにけり
136 しづが家の垣根に春のたちしより若菜つまむとしめぬ日ぞなき
137 春の野に若菜つまむとさすたけの君がいひにしことはわすれず
138 今日もかも子らがありせばたづさえて野べの若菜を摘まましものを
※ちきり:ちどり