国際化する遍路道

 今日は連れ合いと、四国88か所札所の11番札所藤井寺から、12番札所焼山寺の中間点である柳水庵までの山道を歩いてきた。焼山寺までは13.9キロあるが、柳水庵までは6.9キロある。往復したので13.8キロ歩いた。これは3月31日の勤労者登山連盟主催の、鴨島駅から山に入り眉山まで30キロ歩くイベント(私たちは僧都から眉山までの10キロを歩く予定)と、5月19日の「空海の道ウォーク」(藤井寺から焼山寺を経て鍋岩までの15.6キロ。吉野川市阿波市神山町主催)参加の準備のためであった。昨年5月からほとんど歩いていないので心配であった。

 今日は藤井寺を8時20分に出発。最初はなかなか調子が上がらない。焼山寺に行く道は、最近ではトレイルランニングの練習で走る人が多くなってきた。この日も7人ほどに出会った。

 しかし一番驚いたのは外国人のお遍路さんの多さである。10年ほど前からこの山中の遍路道を健康づくりのために歩いているが、その時には外国からのお遍路さんはいなかった。今日出会った外国人は日本のお遍路さんの数と変わらない。いろんな国から来ている。それも若い女性が多い。出会った順番からいうと、英国・台湾・オランダ・オーストラリア・ニュージランド・1つ失念の6か国であった。折り返し地点の柳水庵に近づくと、子どもの元気な声が聞こえてきた。小さな女の子がお接待します、熱いお茶がいいですか、冷たい水がいいですか、お菓子もありますと言ってくれた。こんな山の中でお接待とは疲れている体にとって有り難いことだ。20人余りの若い親と子どもたちであった。香川などの県外からもやってきて、お接待をしてくれている。皆さん、仲の良い知り合いのようであった。

 またそこには、若い女性2人がお接待を受けていた。言葉を聞くと日本人ではない。聞いてみると台湾人だという。去年も歩いていて台湾人に出会った。遍路道を歩くのは台湾人にとっても人気があるようだ。記念写真をとった。中国語で話しかけたらすこしビックリしていた。

 四国88か所を世界自然遺産にしようとする取り組みがされているが、なるほどと思う。出発点の藤井寺についたのは1時半。23,000歩の歩きであった。帰りに「御所の郷」に行って、温泉に入り疲れをいやした。

 版画は、「切り絵 四国八十八か所霊場」(風祭竜二 毎日新聞社 1986年)

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焼山寺

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 台湾から来た女性、大学生なのだろう。

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良寛詩集(東洋文庫556 平凡社

109 ひさかたの雲居の上に鳴く雲雀今は春べと籠ぬちに鳴く

110 春の野に若菜摘みつつ雉子の声きけば昔の思ほゆらくに

111 はふつたの別れし暮はさのつ鳥同じ思ひの音をや鳴くらむ

112 あしひきの青山越えてわが来れば雉子の鳴くうを聞きてよめる

113 きぎすなく焼野のを野の古を道もとの心を知る人ぞなき

 どうも新しいパソコンの使い方がいまいち分からない。