B型肝炎訴訟裁判、熊谷寺、AWAの道ウオーキング

 7日(木)は午前中に連れ合いと家から熊谷寺まで歩いていった。蜂須賀桜がきれいに咲いているということだったが、見事だった。午後は、陽光学院で中国語。

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 昨日(8日)は、大阪地裁のB型肝炎訴訟の傍聴に行った。傍聴者は80名ほど。今回の意見陳述者は65歳の女性。51歳の時に夫(当時51歳)を肝臓ガンで亡くしている、遺族原告。15年前のカルテに「35歳B肝発症(母子感染⇒HBVキャリアー)」と書かれていた。ところが42歳の時に、会社の健康診断で肝臓の数値が高くなっていた。医者からは母子感染と言われていた。当初は定期的に検査を受けていたが仕事が忙しくなり、定期検診にも行けなくなった。ところが2004年4月に体調が悪くなり、いろんな検査をした結果肝臓ガンと宣告された。余命、3ヶ月。そして7月6日に亡くなった。パートなどの仕事と遺族年金で生活をしていたが、母親の介護をするために九州の実家に帰った。2年前の3月に亡夫の姉に電話をすると、亡夫の母親はB型肝炎ウイルスに感染していないことがわかった。そこで大坂弁護団に連絡して裁判をすることになった。後日、義姉もB型肝炎ウイルスに感染していることがわかった。

 彼女は、「長い期間をかけたのち症状を出してくるこの病気に不安を感じながら生活している原告団の方々の想いを一人でも多くの人に理解して頂きたく、また、夫の無念を思って、国に提訴した」と語った。

 裁判の後、大阪弁護士会館で報告集会が行われた。今回の和解者は65名であった。各種活動の報告がされ、私も徳島班の報告を行なった。次回の裁判期日は5月17日。

 今日は、AWAの道ウオーキングがあり、連れ合いと参加した。コースは土柱の湯の駐車場から土柱を回る山道2.9kmであった。子どもも含め200名余が参加し、暖かい道を歩いた。

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良寛歌集(東洋文庫556 平凡社

84 おほけなく法(のり)の衣を身にまとひすわりてみたり山桜かな

85 ひさかたのあまぎる雪と見るまでに降るは桜の花にぞありける

86 春はまた浮世の外(ほか)や山桜もののあはれは秋にこそあれ

87 桜ばな花のさかりは過ぐれども継ぎて聞かなむ山時鳥

88 あしひきの山の桜はうつろひぬ次ぎて咲きこせ山吹の花